今年最後の名古屋ミッドナイト競輪「ウィンチケット杯」が12月24日から26日まで3日間にわたって開催される。A級3班チャレンジ戦のみで1日7レース。出場メンバーは北日本から近畿までの各地区から。
注目は5人いる127期ルーキーによる力勝負。本命は今節の得点最上位、近況成績で一歩リードする三沢優樹(福島)だ。次いで得点を持つ吉田夢希斗(埼玉)、西森一稀(兵庫)も力は接近。地元期待の花田雄飛(愛知)も積極策で見せ場をつくる。
チャレンジ戦展望

三沢優樹
三沢は7月本格デビューから走ったチャレンジ戦5場所の全てで決勝へ。そのうち3場所で決勝2着、前走地元戦のいわき平で初Vを決めた。組み立ては先行が基本。果敢な走りで押し切りを目指す。
北日本で三沢との連係が望めそうなのは小松剛之(宮城・79期)。自身も動けるが、ここは三沢の番手を守ってゴール前勝負。差して逆転を狙う。

吉田夢希斗
吉田は10月防府で初V。ここ2場所は流れが良くなく、前走岸和田では初日1着の後、2日目に当日欠場。ここで立て直せるか。決まり手は先行よりも捲りが多い。
もう一人、関東地区の127期は星野京旺(新潟)。落車でリズムを崩し、まだ復調途上だ。

西森一稀
西森は負傷欠場から復帰して臨んだ前走取手で①①❹。落車する前、9月の2場所は久留米で決勝2着の後に四日市でV。前走以上の走りでV争いへ。
同じ自力型でも井坂泰誓(大阪・115期)が近畿で西森とがっちりラインを組みそう。
先行勝負を基本に地元で攻めの走りに徹するのは花田。同県の先輩で力のある追い込み型の中村賢二(愛知・97期)、深見仁哉(愛知・91期)と確かなラインを形成へ。前でペースをつかむと怖い。
南関で気になるのは125期の山本天平(千葉)。直近4カ月の最終バック先頭通過本数はメンバーの中で最多の19回。積極策で押し切りなるか。追い込み型で得点を持っている渡辺一洋(静岡・72期)が後ろで援護する。

