熊本競輪のミッドナイト「ウインチケットミッドナイト競輪」が11日~13日の日程で行われる。今節はA級1、2班戦とガールズケイリンの二本立て。

 1、2班戦は前期S級戦士が6人出走。降級後、すべて決勝進出しているのが久々の地元戦Vを目指す森山智徳(42=熊本)だ。シリーズリーダーは直前の西武園ミッドナイトで今年初Vを飾った長井妙樹(37=東京)で連続Vなるか注目が集まる。2班ながら西岡利起(24=奈良)のパワフルな走りも見逃せない。

 ガールズケイリンは那須萌美(35=宮崎)がV候補筆頭。永礼美瑠(25=愛知)や細田愛未(30=埼玉)も侮れない。

A級1・2班戦

 森山智徳が11年5月以来、約14年9カ月ぶりの地元Vを目指す。降級後はVこそないが、3場所で5勝を挙げてすべて決勝進出。前回の取手は❶②❷と大崩れなくまとめた。約1年ぶりの地元戦。九州の強力機動型が不在なだけに、3日間自力勝負の可能性もありそうだ。A級では上位クラスのダッシュ力で魅了する。

 23年以来のA級となる畝木聖も降級後は安定した着獲りを見せている。前期終盤は好走が増えていただけに、その流れを持ち込めているようだ。多彩な戦法を駆使して初参戦の熊本でも力走する。

 長井妙樹は降級後4場所目の西武園でようやく決勝進出。しかも連勝で勝ち上がって地力の高さを示すと、決勝は小原唯志の捲りに乗って鋭く伸び完全V。点数を上げ、畝木聖が欠場したことでシリーズリーダーに躍り出た。連日の1番車を生かせば連続優勝も見えてくる。ベテラン・佐藤成人(52=奈良)はまだまだ元気いっぱい。今年2場所目となる堀兼寿(31=岐阜)もひと叩きして上昇が見込めそうだ。流れに乗り切れていない印象の大木雅也(50=静岡)と山口龍也(31=長崎)は、ひとまず決勝進出して存在感を示したい。

 2班ながらV候補に挙がるのが西岡利起だ。昨年11月の高知で1、2班戦初V。その後も強烈な自力戦で決勝進出を連発している。熊本はチャレンジ時代の24年12月のミッドナイトでVを飾っている。それ以来の登場でイメージはいいだろう。

 松坂侑亮(27=神奈川)と成田健児(51=神奈川)の神奈川コンビや、実績十分な鈴木庸之(40=新潟)も侮れない。布居大地(28=和歌山)、小林卓人(48=大阪)、中井勇介(44=大阪)の近畿トリオにも注目が集まる。坂田章(40=高知)、岡崎陸登(28=愛媛)の四国両者は直近4カ月の競走得点が90点オーバーで軽視できない。ムラはあるが菊池翔(31=宮城)は点数以上の力を秘めている。

 九州勢は前期S級の森山、山口以外にも、今年初戦の小松島でVを飾った鶴良生(30=福岡)が追加で参戦。西田大志(35=福岡)、利根正明(36=大分)、上吹越俊一(48=鹿児島)も存在感を示してV争いに加わりたい。

ガールズケイリン

 昨年末からVラッシュの那須萌美が当地初Vを狙う。昨年は競輪祭女子王座戦で2度目のGⅠ決勝進出。その後は12月の小倉を皮切りに、年またぎの松阪、続く玉野と3節連続完全Vと強さを見せた。直前の西武園ミッドナイトは初日2着だったが、2日目は立て直して白星。4連続Vはならず決勝3着ながら、勝負どころで捲りを決めて力を示した。熊本は昨年4月に走ってオール2着の準Vだった。メンバー的にもV候補筆頭なのは間違いないだろう。

 永礼美瑠は今年に入って3場所すべてで決勝進出。昨年12月の名古屋以来となるVを目指す。熊本は昨年2月に走って21❷と奮闘。今回も目が離せない。

 細田愛未は昨年、GⅠ以外では決勝を外さない(GⅠも1回決勝進出)安定感を披露。新車を投入して臨んでいる今年も4場所連続で決勝進出中。直前の西武園ミッドナイト決勝は2番手の外並走から踏み上げ、捲り切った那須に切り替え、最後は鋭く伸ばして今年初優勝。試行錯誤中のセッティングも徐々に正解が出てきたか。本来なら那須と同等の評価でもおかしくない実力の持ち主。初の熊本バンクでも力強い走りで今年初Vを狙う。

 中野咲(29=愛知)、安東莉奈(24=大分)、高橋朋恵(31=東京)も50点を超える実力者。積極策で魅了する成田可菜絵(38=大阪)や、篠崎新純(41=千葉)と追加参戦の三森彩桜(25=福島)も軽視は禁物だ。

 地元勢は橋本佳耶(29=熊本)と中川諒子(41=熊本)が参戦。橋本は24年2度地元戦を走って、ともに決勝進出と気を吐いた。今回もファイナル入りを狙って気合の攻めを見せる。中川は昨年9月の大宮で落車し、今回が復帰戦。久々の実戦となるだけに、まずは1走目の動きに注目したい。

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