大垣競輪場の「FⅠスポーツニッポン杯」は、8日に開幕する。直近は6連続優出中の根田空史、鋭い決め脚がさえ渡る芦沢大輔らが参戦。好メンバーが集結した。中でも本紙は今年2Vを誇る取鳥雄吾に注目したい。果敢な仕掛けから自慢のパワーを発揮してV争いを演じる。
取鳥パワー抜群 今年早くも2V

取鳥雄吾
競輪界屈指の先行力でシリーズをけん引する。
取鳥は21年、24~25年にGⅠ、GⅡを皆勤。大舞台でも臆せずに攻めて存在感を示してきた。今年はここまでFⅠで2Vをマーク。
積極的なスタイルを崩さずに結果を出している。特に持ち前の先行力が光ったのが、3月西武園GⅢだ。
一次予選は打鐘過ぎ4角で叩くと、番手の瓜生崇智にかわされて2着も、別線を完封して実力は示した。続く二次予選と準決も先行して最終主導権を握ると、軽快に駆けて押し切って1着を奪取。
最高のリズムで優出を決めた。決勝では打鐘前から先行態勢を築く。結果的には3番手を確保した単騎の阿部将大が捲って優勝する中、懸命に踏み続けて3着に粘った。
4日間ともに最終バックを取ってラインに貢献する走りで結果を出して、レース内容は充実。今後のGⅢ優勝につながる走りを見せた。
前回の久留米FⅠも目を見張る。
連日逃げて2、1着で勝ち上がると、決勝ではいったん先頭に立った菊池岳仁が内を空けたところを見逃さずに、インを突いて先行。そのまま緩急をつけた走りでVを決めた。
巧みな先行技術を見せつけた上で、強力なライバルをを封じ切って価値ある優勝となった。
前回の勢いのままに、抜群のパワーを発揮して今回もレースを支配する。
【先行予想】根田 充実ムード

根田空史
各地で快走を見せているのが根田。今年8場所中で7優出、1V。1月の別府FⅠから目下、6連続優出中と充実一途で、好調をキープしている。
連勝で勝ち上がった前回の伊東決勝は番手に別線の自力型がはまったこともあり3着に屈したが、走り自体は圧巻だった。
豪雨の中、懸命に抵抗する尾方祐仁を力ずくでねじ伏せて主導権。最後まで全開で踏み上げて負けて強しの内容だった。持ち味の快速を生かした豪快なカマシで別線を蹴散らす。

芦沢大輔
芦沢は昨年3Vの活躍。今年は2月の奈良記念で準V、3月の防府ウィナーズCでは2日目の毘沙門天賞にも駒を進めた。トップ戦線でも堅実な追走から車券に貢献。
ラインへの貢献度も高く、闘志あふれるブロックで別線を止めて鋭い差し脚を伸ばす。
今期は初のS1点確保も手中にも入るのが堀江だ。ダイナミックな攻めが魅力。
今年は勝ち切れてはいないものの、1月平記念では優出し、着実に力を付けていることは証明している。1月の大垣決勝では山口拳矢の捲りに屈して準V。
今度こそ、相性いい同舞台で出し惜しみなく攻めて、S級初優勝を目指す。
仕掛けに迷いのない取鳥は上位のパワーを発揮して制圧する。タテヨコ堅実な松川はイキのいい機動型をリードして鋭い決め手を発揮。
自分で組み立てても俊敏な運びで白星をつかむ。破壊力に定評があるのは緒方だ。直近4カ月は捲りの決まり手が11本。
自己の組み立てに徹して、ハマった時の威力は高い。豪快な仕掛けから別線をのみ込む。

山田諒
山田は地元の牙城を何としても守りたい。しぶとい脚質を武器に先行捲りを使い分け、状況次第ではヨコの動きも出せる。
多彩な戦法を駆使してどん欲に1着をつかむ。長年、中部地区の機関車として活躍する谷口も見逃せない。
豪快な仕掛けから一気に同型を制して、押し切りを図る。

