熊本競輪のモーニングレース「前検日コメならウィンチケット杯」が14日から3日間開催される。

 今回はA級1、2班戦。脚力接近、実力伯仲する混戦シリーズとなるが、気合の乗りは野口大誠(36=熊本)が一番。持ち点も最上位でおまけに譲れない地元バンク。

 浅見隼(28=福岡)、成海大聖(27=大分)ら九州勢と息の合った連係を披露する野口が今年4Vに照準を絞る。

A級1・2班戦

 今シリーズは東西の実力者、個性派が顔を並べるA級1、2班戦。誰にでもチャンスがある混戦相場となるが、もっとも意欲的なのは地元の野口大誠だ。今年の野口は仕事始めの玉野を②①❶で制し好スタートを切った。2月小倉決勝では山本浩成(福岡)マークから直線外を伸ばして優勝。続く広島決勝では6番手の死に体から中コースを突き、直線外を強襲して今年3度目の美酒を味わった。

 105期No.1。同期の清水裕友(山口)に水を開けられてしまったが、向上心はいささかも衰えていない。若い頃のケレン味のない自力勝負は36歳という年齢とともに少なくなったが、タテ脚は健在。先行では厳しいが好位確保から捲りは強力だ。持ち点も93.52と最上位の野口をV筆頭格に推す。

 頼みのパートナーは浅見隼と成海大聖。腰痛不安を抱える浅見より、むしろ力を付けてきた成海が先導約を務める。成海マークから野口が優位に運ぶとみた。

 パワー戦となると磯島康祐(34=青森)にも意地がある。S級から降格した今期の優勝は1月岸和田のみ。もどかしさも同居するが、積極性、力強さともに上位の機動力を誇る。

 東のマーカーではタイトルホルダーの飯嶋則之(47=栃木)がクローズアップ。鈴木庸之(40=新潟)、川口直人(49=神奈川)の決め脚も侮れないものとなる。

 中国地区から山根慶太(26=岡山)が名乗りを挙げるが、昨年11月の小田原GⅢの初日に落車し、長期欠場を余儀なくされている。復帰戦となる今回、まずは初戦の動きを見る必要がある。

 四国は中野光太郎(26=徳島)―大崎飛雄馬(47=愛媛)の連係が見もの。カギを握る中野はムラ駆けで欠場明けと不安を残すが、復調なら自慢のスピードで上位陣を脅かす。マーク力、コース選択巧みな大崎が中野マークから差し脚を伸ばすシーンも思い浮かぶ。

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