函館競輪ナイターFⅠ「スポーツニッポン杯争奪戦」が、4月30日から5月2日まで3日間にわたって開催される。S級戦とA級1、2班戦で1日12レース。

 メインとなるS級戦は力量互角の争いで激戦模様だが、近況調子を上げている大石剣士を本命視。V歴ある当地で強さを発揮。自力で仕掛けて結果を出すか。

 そのほか追い込み型で今節得点トップの上野優太、北日本の主力で実績断然の小松崎大地ら各地区から好メンバーが出場して激突する。(電投番号「11」#)

S級見どころ

 怪我が響いての不振から脱却し、4月伊東記念で完全復調を印象づけた大石剣士。2月中旬に鎖骨に入っていたワイヤを抜くと1着が増え、手応えを感じながら迎えた地元GⅢで存在感を示した。

 一予、二予と捲りで1着。準決は強敵がそろう中で先行して3着に粘り決勝切符をゲット。決勝は地元同士の後輩、渡辺雅也の番手回り。後ろに準決で連係した佐藤慎太郎でライン3車。2周半先行の渡辺に乗って最終2コーナーから番手捲りを打ち悲願のVゴールへ。

 しかし、中団から襲いかかった古性優作にゴール前で交わされて2着。惜しくも優勝はならず。それでも気迫の走りでトップ選手に負けない輝きを放ったことは間違いない。

 前回の前橋FⅠでも、その勢いは変わらず。予選、準決を捲りと赤板先行で突破して好調持続を感じさせた。函館を走るのは2年半ぶりで、23年10月のFⅠで優勝して以来。イメージのいいバンクで活躍へ。力を出し切って今年初、当地での連続Vを決める。

 南関で大石とのタッグが望めそうなのが佐々木和紀。大石と同じく2班で、前回前橋では予選で大石と連係。前々に攻めて捲り1着の大石に続いてワンツーが決まった。ここでは決勝での連係を実現させたい。追い込み型として現状から、さらに上へ。今期のテーマの一つはS級1班(27年前期)の得点確保。残り2カ月が勝負になる。

 上野優太は追い込みに戦法をシフトさせて成績アップ。ここはダッシュが鋭くカマシ、捲りを得意とする岩谷拓磨と九州で連係へ。しっかり続いて直線での突き抜けを狙う。

 北日本のV候補は小松崎大地。昨年8月の当地オールスター初戦で落車負傷し、約3カ月の欠場から11月に復帰。まだ本調子には遠い成績だが実力、実績は断然上位。リズムを戻せるかが鍵だ。

 村田祐樹は前回静岡FⅠで3日間、先行して力をアピール。決勝は犬伏湧也の圧倒的ハイパワーに屈して4着も、予選と準決ではゴールまでしっかり踏み切って2着。ここでも迷わずに仕掛けて出る。中部の自力型では追加で入った栗山和樹や着実に力を着けている尾方祐仁の走りにも注目したい。

 差し脚に磨きを掛けて得点がアップしたのは桑名僚也。前回京王閣では準決で1着を獲り、初めてS級で決勝へ。好位を回ればゴール前で鋭く伸びるシーンがありそう。

A級見どころ

 安定度でややリードするのは得点最上位の畝木聖だ。今期、S級から下がってまだ優勝はないが決勝2着が4回。ここで初Vを決めるか。同県で同学年の田中和磨が一緒。動ける選手同士、田中と前後で連係。大崎飛雄馬が中四国で後ろを固めれば3車でラインも厚い。前で仕掛けるか、それとも田中に任せるか。どうあれ1着でのゴールを目指す。田中は2班だが3場所前の高知で完全Vなど上昇ムード。畝木と同県でのワンツーが決まるか。

 自力で北日本を引っ張るのは大高彰馬。直近3場所で2Vと近況は流れがいい。2年ぶりの出走となる函館でも活躍へ。しっかり力を出し切りたい。南関のV候補は高本和也。捲りが鋭くタイミング良く出ると怖い。福田拓也は自力も含めた自在な走りで着実に得点がアップ。うまく運んでVゲットも。中部で得点を持っている伊藤世哉は追い込みが基本。目標次第で上位争いへ。

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