久留米競輪のミッドナイト「前検日コメならウィンチケット杯」が5月1日から3日までの日程で開催される。GWまっただ中の今節は、7車立て7R制のオールチャレンジ戦。
127期は吉野太晟(24=岡山)、土生智徳(29=大阪)、加藤駿(28=愛知)ら6人が参戦し、V争いをリードする。
新人以外では辺見祐太(29=新潟)、布居翼(29=和歌山)、田村準一(39=福島)、大中拓真(37=兵庫)、安谷屋将志(37=沖縄)の走りにも注目。
また大川栄二(53=和歌山)、山原利秀(57=高知)、米原大輔(45=沖縄)らベテラン勢も侮れない。
チャレンジ戦展望

吉野太晟
直前の大垣完全Vをパーフェクトで飾り勢いに乗る吉野太晟がV戦線をリードする。大垣では3日間とも最終バックを取る走りを見せ、上がりタイムも上々。決勝ではジャンからカマして前をのみ込むと、2着の楠野史尭に4車身差をつけ圧勝。3月の取手、熊本でも強烈なカマシで後続をぶっちぎって優勝しており、強力なダッシュ力はほかの選手にとっては大きな脅威となるに違いない。
大学時代の2021年には全国学生選手権とインカレのタンデムスプリントで1位になった実績がある吉野。ルーキーシリーズは1勝と振るわなかったが、本格デビュー後はここまで11場所で4度の優勝。そのうち3度が完全Vと一気に頭角を現した。ここもしっかりと3つ勝って、特別昇班へをつくりたい。

土生智徳
吉野に対抗する存在として注目なのが土生智徳。本格デビュー時期の違いもあるが、ここまでの優勝回数は吉野を上回る。3月からやや調子を落としていたが、直前の奈良で好走し、脚の状態は上向いているとみていい。2場所前の大垣決勝で敗れた吉野と再び優勝争いをする可能性は高く、リベンジへ闘志を燃やしているに違いない。

加藤駿
吉野、土生と同期の加藤駿もここまで3Vの実績からすればV候補の一角に入ってくる。今年初めからスランプ気味も、ここ3場所連続で決勝に進み、復調したと見て良さそうだ。大本隆也はまだ優勝経験こそないものの、先行中心の走りに切り替えて今年は11勝を挙げ、現在4場所連続で決勝に進出と好調だ。競輪選手養成所では学業優秀だった候補生に贈られる最優秀学業賞を受賞しており、脚力と頭脳を生かした走りで今度こそは悲願の初Vを達成したいところだ。
関口朗斗は4月平塚からと遅い本格デビューとなったが、いきなり準Vと好走。続く小松島決勝では同期の水沢秀哉、池田充槻に続く3着だったが、11秒3と上がり最速をマーク。デビュー3場所目となる今場所はさらなる上積みが期待できる。

辺見祐太
今期は2度の準Vで決勝3着回の辺見祐太も上位の一角といっていいだろう。22年7月に復帰まで約2年もかかる大けがをした影響で今はチャレンジで戦っているが、本格デビュー7か月で特別昇班した本来の実力なら、勢いがある127期と互角以上の戦いができるはず。持ち前の積極的な走りができれば、待望の初優勝が見えてくる。
2場所前の小倉で久々に優勝した布居翼にも注目。高い機動力と巧みなポジショニングを駆使した走りが持ち味。隙あらば鋭く頂点を狙ってくる。大中拓真は3月京王閣での優勝後、しばらく調子を落としていたが、直前の平塚では準Vと好戦し気配は悪くない。
田村準一は今期降格後はコンスタントに決勝に進んでいて、展開次第では上位のチャンス十分。
九州勢は安谷屋将志が軸になる。自力中心にマークもこなし、幅広い戦法でコンスタントに1着になっている。今年は4場所で決勝3着があり、そろそろさらに上の成績を挙げたい。同じ沖縄の米原大輔はしっかりとした目標があるときはきっちりと結果を残しており、安谷屋との連係が上位進出のカギを握る。
新人多数でベテランにとっては苦しい流れも予想されるが、差し脚堅実な大川栄二、粘り強い山原利秀には何とか意地を見せてほしいところだ。

