競輪界GⅠの最高峰「第80回日本選手権競輪」は、5月1日から6日まで平塚競輪場で優勝賞金1億300万円を懸けて開催される。
S級S班8選手を含む162人の精鋭が出場。地元で初のダービー制覇に燃える郡司浩平のほか豪華メンバーが勢ぞろい。
前回までと違って優勝賞金(副賞含む)が1億円超えとなった注目のシリーズで6日間にわたって熱戦が繰り広げられる。(電投番号「35#」)
<GⅠ見どころ>郡司が捕る 地元GPに続きダービーも

郡司浩平
地元でグランプリを制した郡司浩平が、今度は地元でGⅠ最高峰のダービー制覇に挑む。
今年はここまでに6場所を走って優勝がない南関のエース。2月のGⅠ熊本全日本選抜は決勝に進むも5着。そのほかGⅡ、GⅢでもVゴールはなし。だが最も大事なのは、ここ。
地元でダービー王の称号を得ることが今年前半における最大のテーマ。グランプリに続き、平塚で1億円超えの究極バトルで頂点に。その思いは強い。
自力か番手、もしくは3番手も。同県、南関の仲間と力を合わせての勝負。いずれにしても地区のS班は自身のみ。ラインの軸として期待される立場。

和田真久留 
松井宏佑
万全の状態で臨み、その期待に結果で応えたい。郡司のほか地元神奈川からは特選シードの和田真久留、松谷秀幸、松井宏佑ら総勢13人が出場。気持ちを込めて特別な舞台での戦いに臨む。
郡司とともに南関ラインを厚く、強くするのが深谷知広。今年のビッグレースでは郡司と4回連係。前後はどちらもあるが4回のうち3回は前で自力勝負。ここではどうなるか。
3月防府ウィナーズカップで2年半ぶりのGⅡ制覇。郡司の地元とはいえ、もちろんここで目指すのはV。コンディションを整えて勝負に出る。
S班同士2人で力を合わせるのは関東の栃茨コンビ。吉田拓矢と真杉匠は直近のレースでも連係して好結果を出した。
4月西武園記念では初日特選と決勝で真杉―吉田の並び。決勝は3番手を金子幸央が固めて上位を独占。
逃げた真杉を吉田が差してV。真杉はその後に武雄記念を走り、決勝は前を任せた佐々木悠葵との連係を阻まれる形から自ら捲ってV。両者ともに好調をキープ。記念を勝った勢いでダービーへ。
昨年名古屋の決勝は最終バック5番手から捲った真杉に乗って追い込んだ吉田がダービー王に。再び決勝でワンツーを。吉田は連覇を目指し、真杉は接触があってゴール前でスピードが鈍った昨年の悔しさも、ここにぶつける。

古性優作 
寺崎浩平
近畿は脇本雄太が欠場となりS班が4人から古性優作、寺崎浩平、南修二の3人に。軸は高いレベルで安定した成績を維持する古性。
熊本全日本選抜は番手まくりでVの脇本の後ろで2着。3月GⅡのウィナーズカップでも決勝に進み、その次の4月伊東記念を無傷4連勝で制して今年初Vをゲット。
そこから中2日で走った西武園記念では結果を出せなかったが、その後はここまで中17日。しっかり準備をして初のダービー制覇に挑む。
23年に当地ダービーを制した山口拳矢も注目を集める。直近の2場所はミッドナイトの静岡アドバンス、通常FⅠの京王閣で連続V。
3年前は単騎で中団4番手をキープ。赤板先行の犬伏湧也に乗って番手から出た清水裕友をゴール前で捉えての栄冠。ここでも鋭さを見せるか。
中四国の強力先行は犬伏、太田海也と復調した町田太我、そして石原颯。清水、松浦悠士が後輩の仕掛けに乗る形か。松浦は落車後で怪我の具合が気になる。
北日本のV有力候補は新山響平。前回静岡FⅠは準決で不覚も、3年前も決勝に進んだ平塚ダービーで力強さを見せるか。
中野慎詞はビッグレースで初の決勝入りをここで決めにいく。ファイナルで新山との強力連係を実現させたい。

