今年こそ決勝進出だ!久留米競輪のGⅢ開設77周年記念「第32回中野カップレース」が4日に幕を開ける。S級S班は阿部拓真、郡司浩平、嘉永泰斗が参戦。新山響平や松浦悠士、犬伏湧也、山崎賢人の奮闘にも大注目だ。
最終日9RではレインボーカップA級ファイナルも開催される。注目のシリーズ開幕前に、4度目の参戦で初の地元記念ファイナル入りを狙う後藤大輝(25=福岡)に意気込みを聞いた。
「今年こそ決勝」
新車に手応え「いつも以上に自信持って臨めそう」

後藤大輝
さあ4度目の地元記念がやってくる。初のGⅢ決勝進出にチャレンジするのが後藤大輝だ。
「5月はダービー、函館記念、全プロ記念と、GⅠ級のメンバーと走らせていただく機会が多く、レースを通して学ぶことが多かった。そのいい流れで地元記念に臨めそうです」
さらなるレベルアップを求めて、今は試行錯誤している。練習では「熊本や武雄にお邪魔しています。嘉永(泰斗)さんや(山田)庸平さんの後ろに付かせてもらったりして、いつもと違う刺激をもらえたし、緊張感を味わえた」と、〝出稽古〟では久留米記念にも出走する九州のスター選手と共に汗を流した。
地元記念直前の全プロ記念では大一番を見据え新車を投入。後輪も替えた。
「地元記念に向けて、一からやり直しのつもりで。スピードに対応できるようにした。新しい気持ちで乗れたし、凄く進んでくれましたね。結構新車をつくるけど、最近ではかなりいい感じです」
1走目はロング捲りを決めて1着。2走目は打鐘過ぎからのカマシで3着に粘り込んだ。新車の感触もすこぶる良く、地元記念前に手応えは上々だ。
「いつも以上に自信を持って臨めそう。今年こそ決勝に乗りたい。何としても乗りたいです!」
3年前の地元記念は準決勝5着、2年前は準決勝8着、昨年は準決勝5着。準決勝が大きな壁になってしまっている。手応え抜群の新車を引っさげ、今年こそ壁をぶち破りたい。
◇後藤 大輝(ごとう・だいき)2001年(平13)月25日生まれの25歳。福岡県久留米市出身。福岡支部121期生として22年5月に松山でデビュー。通算成績は330戦127勝。23年の久留米記念でS級デビューし、昨年4月の静岡でS級初優勝。地元記念は今回で4年連続の参戦。1㍍69、74㌔、血液型A。
山崎 狙うは2年ぶりV

山崎賢人
2年前のチャンプ、アフロモンスターが2度目の久留米記念Vを狙う。今年から競輪一本に絞った山崎賢人はウィナーズカップで決勝進出を果たすと、その後も力強い走りを披露。ダービー準決勝は無念の失格に散ったが、大いに存在感を示した。
「自分がやりたいトレーニングがしっかりできて、状態も徐々に良くなってきた。しっかり反応できているし、レースの流れに対応できていた」
ダービーではかなり前向きなコメントも出ていた。昨年限りでナショナルチームの活動にピリオドを打ち3月には引っ越しも完了。大目標のGⅠタイトル奪取を目指しての日々が続いている。
久留米記念は2年前の75周年を制覇。決勝は伊藤颯馬―嘉永泰斗の3番手回りからのV劇だった。そのとき以来の久留米参戦。今回も大いに暴れてもらおう。
犬伏 輪界屈指のパワー

犬伏湧也
強さを取り戻した。2連続FⅠ優勝で期待を集めた犬伏のダービーは❻676。全く振るわなかった。「上のレベルで戦うために」位置取りにもこだわりを見せたが、ことごとく裏目。力を発揮できなかった。しかし、函館記念は❺1②❷。続く全プロ記念は❶❺と本来の強さを示した。
「ダービーが終わってからはフレームを戻したくらいだけど感触は良かった。レースが続いていて、体的にはキツい中でも結果を出せたのは良かったですね」
久留米は24年1月のFⅠ戦で完全優勝して以来の参戦。イメージが悪いはずがない。久留米記念後はGⅠ高松宮記念杯、地元記念、地元地区の高知でGⅡサマーナイトFと、大事なレースが目白押しだ。
その前に初の「中野カップレース」でも輪界屈指のパワーレースで席巻し、さらに勢いを加速させる。
<先行予想>SS3人がV争いリード
ダービー初制覇した古性優作の欠場は残念だったが豪華メンバーが集結した。S級S班は阿部、郡司、嘉永の3人だ。
阿部は初日から同期の新山との連係がかないそう。存在感を示して、まずは3月豊橋記念以来、今年2度目の決勝進出を目指す。
昨年のグランプリを制した郡司は地元ダービー準決の落車でフレームが壊れ、全プロ記念競輪は以前のフレームで戦った。当地GⅢは5連続優出中で、熊本記念in久留米を2度制覇している。
高松宮記念杯前最後の一戦でどんな走りを見せてくれるのか注目だ。
嘉永は九州エースとして武雄記念に続いて九州地区のGⅢに参戦。久留米は熊本記念を制した思い出の地でもある。責任感あふれる走りで九州勢をけん引してくれるだろう。
賞金ランク4位の松浦悠士も当地GⅢ好走歴が多く要注目だ。新山、犬伏、山崎も復調ムードでハイパフォーマンスが期待できる。
鈴木と菊池の関東コンビや、松谷、上田国広、村田、岩津裕介、柏野智典、橋本強もしぶとく突っ込んでくる。一発を秘める嵯峨昇喜郎、河端や谷口遼平も見逃せない。
九州勢は嘉永、山崎の他にも北津留翼や山田、東矢圭吾、阿部英斗と楽しみなメンバーがそろった。地元の久留米勢は後藤を筆頭に坂本健太郎、吉本卓仁、那須久幸、高木和仁、田中誠、堀川敬太郎が参戦。地元記念を盛り上げる。
成長著しい北日本のヤング・小堀敢太の積極的な走りにも注目が集まる。S級に特別昇級を決めたばかりの猿楽楓樹の走りも楽しみだ。
激戦ムード漂う 7日レインボーカップ
7日の9Rで「レインボーカップA級ファイナル」が行われる。枠番は未定、メンバーは次の通り(変更の可能性あり)。
五十嵐綾(25=福島)
永井哉多(24=東京)
滝本幸正(27=新潟)
伊藤稔真(29=三重)
小西晴己(24=三重)
仲野結音(26=大阪)
藤井栄二(35=兵庫)
小原周祐(35=高知)
林 昌幸(23=愛媛)
三重勢と四国両者以外の並びは流動的だが激戦ムードだ。来期もA級なのが滝本、仲野、藤井、小原の4人。何としても3着までに入ってS級切符をつかみたい。

