競輪ワールドシリーズ2026 青森競輪ナイターFⅠ「スポーツニッポン杯」は、7月3日から5日まで3日間にわたって開催される。

 7年ぶりに復活した短期登録選手制度で海外から世界のトップ選手が日本へ。今節も男女各2人の外国人選手が出場するが男子S級の主役は地元エースの新山響平。ナショナルチームメンバーの中野慎詞に前を任せ、後ろを菅田壱道が固める強力布陣でVゲットへ。トゥルーマン、リチャードソンの外国勢が力で迫る。

 ガールズはパリ五輪のケイリンとスプリントで金のアンドルーズ、同じくケイリンで銀、翌年の世界選で短距離3冠を達成したファンデルワウが参加。パリ五輪日本代表の太田りゆが迎え撃つ。(電投番号「12#」)

S級見どころ

 今節が今年2回目の地元戦出場となる新山響平。4月の開幕戦FⅠでは3日間とも自力勝負で実力を発揮し、初日特選から決勝まで積極果敢な走りで完全V。しっかりと人気に応えた。手ごわい外国人選手が参加するここでも主役の座は渡さない。頼れる同支部の後輩・中野慎詞が一緒で、自力ではなく前を任せて番手でのレースとなりそう。パリ五輪ケイリンで4位入賞の中野は迷わず積極策。外国人選手を出させない走りに徹しそう。後ろでガードする新山が地元で再びVゴールへ。有利な流れから抜け出しを決める。

 中野は新山の前で果敢に攻める。前走GⅠの岸和田高松宮記念杯では、あと一歩のところで決勝進出を逃した。勝ち上がれずに新山と連係できなかった分も、ここではしっかりと結果を求める。今年のビッグで2回決勝に進んだ菅田壱道がラインの3番手。強力連係で外国勢を退け、北日本で上位独占を果たす。

 外国勢はトゥルーマンとリチャードソンの2人。トゥルーマンは過去にも18、19年と短期登録選手として来日。7年ぶりに競輪の舞台に帰ってきた。青森は2回目の参加で、18年6月のFⅠで初Vを決めたバンク。思い出に残る地で再び好走するか。リチャードソンはパリ五輪でメダルを3つ獲得。昨年8月の世界選(トルコ)では200㍍タイムトライアル(助走あり)で前人未踏の8秒台を記録した。初戦の小倉では予選1着の後、準決でまさかの7着。捲りを日本選手にブロックされて不発に。最終日も6番手で捲れず7着。初の競輪で、まだヨコの動きに不慣れ。捲りはリスクが大きく、早めの仕掛けが肝要。タイミングを逃さずに仕掛けて出られるかが鍵と言えそうだ。

 山田久徳は2場所前の松戸FⅠで今年2回目のV。連係が考えられる自力型は得点を持っている中部の谷口遼平と追加で入った近畿の後輩・南潤。目標がない場合には自在性を生かして前々に攻めの走り。うまく流れに乗りたい。

 前走函館FⅠでS級3回目のVを決め勢いづくのは森田一郎。長田龍拳も前走久留米FⅠでS級初Vを決め上昇ムード。外国勢や世界で戦う中野に自力で挑戦。果敢な走りを見せる。

ガールズ見どころ

 ガールズの外国人選手もパリ五輪でメダルを獲得した2人。アンドルーズは日本に来て3戦目。初戦の防府で完全V、2戦目の小倉で①①❷。ファンデルワウは小倉が初戦で、決勝でアンドルーズを破って完全V、ここが2戦目となる。世界トップレベルのパワーは桁違い。勝つのはどちらか、いずれにしても小倉と同様、2人のV争いとなる可能性が高い。

 日本選手が割って入るとすれば5年ぶり2回目の当地登場となる太田りゆ。パリ五輪の後に競技を引退し、そこからは日本のカールズケイリンに専念。世界で培ったパワーを生かしてVを量産している。2人に力でどこまで迫れるか。勝負どころを逃さずに踏み込む。

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