奈良競輪の「スポーツニッポン杯争奪 三笠賞(FⅠ)」は25日から3日間、にナイターで開催する。S級は地元Vを狙う三谷将太が中心。ただ杉浦侑吾、岩本俊介ら東日本の難敵が多く、激戦必至だ。
ガールズでは前回の広島3連勝で復帰戦を飾った児玉碧衣が断然。なお出場選手は変更の場合あり。
杉浦 強さ復活

杉浦侑吾
電撃移籍から9カ月。杉浦は本来の力強い走りを取り戻している。
昨年10月に愛知から栃木へ登録地を変更。名字も藤井から杉浦になった。環境がガラッと変わり、移籍当初は思い通りのパフォーマンスができなかった。
「〝杉浦侑吾〟の自在な走りになっている。〝藤井侑吾〟を出せるように」
1月の和歌山記念では愛知で培ったスピード満点の走りができない現状を自虐気味に話した。練習環境に慣れてくると、強さが復活。6月伊東FⅠで24年9月別府FⅠ以来となる、移籍後初優勝を飾った。その後のGⅠ高松宮記念杯は予選を2連勝して4日目の青龍賞に進んだ。準決は3着。初のGⅠ決勝は届かなかったが、連日インパクト十分の走りだった。
準決敗退の取手記念、前回の防府FⅠと開催が続いていたが、約2週間空いたことで練習時間はたっぷり取れた。奈良は昨年9月GⅢ以来の出場。これまで優勝はないが1着が多く、相性は悪くない。ちゅうちょせず仕掛けて、今年2度目のVをつかみ取る。
<先行予想>三谷 地元できっちり結果

三谷将太
三谷は地元を走ると、きっちり結果を残している。奈良FⅠは2連続V。前回の2月GⅢは決勝まで勝ち上がっている。直前のGⅡサマーナイトは2次予選Bで惜しくも敗退した。その分も、ここで巻き返したい。
気になるのは近畿は強力な自力型が不在。S1は自在に戦える岡崎と2人だけ。それでも、中部は茨城から岐阜へ移籍して2戦目となる吉田がいる。うまく中近で連係して鋭く抜け出し、今年初Vだ。

岩本俊介
経験値の高い南関コンビが不気味。岩本は今年に入って苦戦していたが、6月取手記念、前回の和歌山FⅠで連続決勝進出。積極的な走りを増やしてリズムを取り戻してきた。松谷もケガで苦しんでいたが、徐々に復調している。
杉浦はカマシ、捲りの威力は一級品。サマーナイトは出場できなかったが、前回から間があいたことで上積みが見込める。芦沢が追走していく。
九州は東矢のデキがカギを握りそう。近況は9車立てが続いていることもあり、成績は下降気味。どこまで立て直してくるか。青柳が追加参戦。FⅠは3場所連続で準決敗退しているが、6月前橋FⅠでV。積極的な走りが多く、短走路で出番ありそう。前回Vの野田、近況一息でも吉本が伸びてくるか。
<先行予想>碧衣 復帰戦が圧巻
8月のGⅠへ弾み

児玉碧衣
児玉は6月GⅠ岸和田パールカップ決勝を右足首捻挫で当日欠場。約1カ月ぶりの復帰戦となった前回の広島は完調ではなかったものの3連勝と圧巻の走り。奈良も力の違いを見せつけて、10年連続ファン投票1位に輝いたGⅠ女子オールスター(8月7~9日、佐世保)へ弾みをつける。

藤田まりあ
藤田は2場所前の弥彦を制し、さらに前回の西武園は3連勝で今年3V。決勝を外したのが今年2回だけと安定した走りが目立つ。元砂は1着こそ少ないが地元を走ると取りこぼしが少ない。児玉の後ろに照準を定めるか。当銘は予選で取りこぼしがあるものの、戦法の幅広さは魅力。又多は前回の岐阜初日に落車して、2日目5着で途中欠場。どこまで立て直せるか。

