武雄競輪の「第28回井上茂徳杯」(FⅠ)がS級上位クラスを迎え、27日に開幕する。今年も東西の実力者が参戦して見応えある優勝争いを繰り広げる。中心は地元エースに成長した山田庸平だ。後藤大輝ら九州勢と息の合った九州連係で16年の18回大会以来、2度目の同杯制覇へ、アクセル全開だ。

山田庸平 燃える地元戦! 昨年Vの兄に続け! 

 28回目を迎える「井上茂徳杯」にGⅠ常連の実力者が集まった。昨年の27回大会は山田英明の地元優勝で幕を閉じたが、バトンを受けた弟の山田が今シリーズの主役を務める。

 今年のGⅠでは6月の高松宮記念杯で決勝にこぎつけたが、あとは結果を出せないもどかしさが同居した。もちろん、地元FⅠとなると燃えないはずがない。

 しかも鬼脚こと井上氏の冠レースとあって連日、気合のこもった走りを披露してくれよう。直前の静岡FⅠは❶①❷。決勝は木村佑来(宮城)―酒井雄多(福島)の北日本連係を切り崩せなかったが、インを上昇し番手回りの酒井に詰め寄るなど、動きは悪くなかった。

 今シリーズは追加あっ旋の後藤がパートナーとなる。園田、小川賢人も山田を後押しだ。徹底先行を貫く後藤が今回もひと肌脱ぐ。番手をさばく、いや、番手捲りも視野に入れる山田が16年の18回大会以来、2度目の井上茂徳杯制覇に照準を絞る。

 グランプリV歴のある和田、三谷もむろんV圏内だ。和田が菅原の攻めを足場に自慢の差しを披露すれば、一発捲りをもくろむ三谷の存在も忘れてはならない。昨年の27回大会で決勝に進出して3着に入線した橋本が中四国の代表格だ。

 北日本は竹内と須永が上位に割って入る。ただし、北日本に上位の先行型が見当たらず苦戦ムード。その位置取りが注目される。関東は杉本正隆が侮れない。格付け2班ながら積極的な松崎の存在が頼もしい。

 松崎はBS22回を引っかける先行タイプで、この茨城コンビを警戒。松崎ペースになると杉本に展開が向く。

昨年決勝VTR

 立部楓真―北津留翼―山田英明で結束した九州勢を五十嵐綾―武田豊樹が叩く。強引に踏み込んだ立部後位に五十嵐―武田がはまり打鐘を迎える。

 立部と連係が外れた北津留が鐘4角から自力に転じ、BS線を先頭で通過。追った山田が番手差しを決め快勝。北津留が踏ん張り2着。山田に切り替えた橋本強が3着に入線。橋本を追った大川龍二は届かず4着。


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