熊本最終日5R 


泉谷直哉が鋭く突っ込む

  2日目5Rは最終的に3番手を奪取した大城慶之が外を鋭く追い込んだ。「ラッキーでした」と振り返ったが、初日も展開がかみ合わなかっただけで何度も踏めていた。大城追走だった泉谷直哉の伸び脚も光っていた。2人は最終日5Rでも連係する。ここは松下綾馬、井田晶之との3分戦。大城が6番車で泉谷は5番車。車番は良くないが、スタート速い泉谷が前か中団を取れればかなり面白くなってくる。

 そもそも、積極性一番の松下がライン2車で、鷲見逸喜―富永益生の実力者を背負う井田がライン3車。井田は恐縮気味に「任せてもらえるなら頑張ります!」とコメントし、松下に真っ向勝負を挑む可能性もありそう。脚を温存する近畿勢にチャンスが生まれる。2日目の大城にあそこまで迫った泉谷は、大城が少しでも仕掛けてくれればさらに切れ味良く突っ込めるだろう。

 松下が先手を狙うが、井田も黙ってはいない。踏み合いになる可能性もある。そうじゃなくてもノーチャンス大城という流れにはならないはず。必ず仕掛けるポイントがあり、それに乗る泉谷がどこまで伸ばせるか…。

 車券は3連単で泉谷のアタマから手広く❺―❶❷❻―全。余裕がある方は❺―❸❼―全も穴で面白いかも。2着パターンの❶❷―❺―全も押さえたい。


熊本最終日6R 


谷口力也が番手を生かす

 九州が田中会心―谷口力也―工藤文彦でまとまった。下岡優季が積極的で強いし、山崎駿哉も点数以上の力を秘めているのは分かっているが、田中の気合乗りもハンパない。準決勝は中団に入れて、仕掛けなくてもいいんじゃないの?って思うところでも仕掛けて行った。川村峻輝に合わされ、竹内翼の捲りを誘発する形になって結果には結びつかなかったが、自力屋の心意気としては悪くなかった。最終日は前期S級の谷口を従えての戦い。谷口がラインの先頭で何度も頑張っていた姿を見てきたはず。ここも出し惜しみなく攻めるだろう。

 乱ペースになった際はケガ明けの谷口に不安も残るが、2日間自力を出していたので口が開いたとしてもリカバリーは可能だ。それよりも不安なのが谷口の優しさ。本当におっとりしていて優しそうな選手なのだ。展開次第ではシビアにならないといけないかもしれないし、あまり庇いすぎないようにしてほしい。

 下岡、山崎も前に前に踏むタイプ。抵抗を受けるが、田中はラインの厚みを何とか生かして3人で出切りたい。出切れさえすれば、谷口が好展開をものにする。

 車券は3連単で谷口の首位に絞る。狙い目はひねって、ラインの田中と工藤を3着に付ける❷―全―❹❺としてみる。


熊本最終日7R 


川村峻輝が2勝目だ

 今回が5月弥彦の誘導員早期追い抜きによる失格から復帰戦の川村峻輝。準決勝は田中会心を合わせる形になり、竹内翼の捲りに屈して決勝進出を逃した。それでも川村マークだった篠原忍が「いいピッチで駆けていましたよ」と話し、竹内も「川村君がめっちゃ強くてビックリした。展開が向いてなかったら厳しかったかも」と振り返ったように、やはり能力の高さは一級品のようだ。一緒にモニター観戦していた村田瑞季も「練習での強さはこんなものじゃないですよ」と太鼓判を押すほど。敗者戦なら圧倒してくれるだろう。前田拓也―山田哲也も、まずは追走に専念だろう。

 骨折明けながらまずまずの動きをしている宗崎世連、自身の走りはできている長松大祐だが、ライン3車の川村があっさりと主導権を握りそう。そのまま軽やかに逃走を決める。

 車券は3連単で川村が押し切ってライン決着の❼❹❻が大本線。穴なら❼❻❹と、宗崎が番手に飛び付いた場合の❼❶❸、❼❸❶、❼―❷=❶❸❺。(本間 正則)