20270708tachikawa

 立川競輪FⅠ(S級シリーズ)は、8日から10日まで3日間にわたって開催される。
 
 主役は競輪界屈指のスター・村上義弘だ。過去にGP、GⅠも制した当地で気迫の走り。機動力ある稲毛健太と近畿での連係から差し切ってのVを狙う。別線のV候補は先行パワーある根田空史や自在戦で強さを見せる木暮安由。そのほか川口公太朗、永沢剛、渡辺晴智ら好メンバーにより熱いバトルが繰り広げられる。(電投番号「28#」)

レジェンドが魅せた 差し一撃
20210707立川・村上義弘

村上 義弘

<S級みどころ>

 競輪の歴史に名を刻む現役レジェンドレーサーの一人、村上義弘が01年8月以来、約20年ぶりに当地FⅠを走る。選手になって28年目。年間頂上決戦のグランプリを2度制し、日本選手権4回などGⅠで6度、GⅡでは5度のV実績。立川では16年グランプリ、13年日本選手権のほかGⅢ開設記念でも15年にV歴がある。レースのグレードがどうあれ〝一走入魂〟。一戦ごとに全身全霊を注ぎ込む姿勢は、かつて先行でトップ選手となる以前からずっと変わらない。場内スタンドへ楽しみに足を運ぶファンの期待に応えるためにも、熱い走りで持てる力を出し切る。
 
 もちろん動くことも可能だが、ここでは近畿同士で確かな機動力を備える稲毛健太が一緒。前を任せて番手でのレースとなりそう。直近連係は5月函館記念初日一予。その時は打鐘すぎから仕掛けた稲毛がバックで先頭に立ち、続いた村上が捉えてワンツー。同じ結果を、ここでは決勝で目指す。果敢に仕掛ける後輩をしっかりガード。差してVチャンスをつかみ取る。
 
 勢いづくのが南関の自力型でパワーのある根田空史。5月京王閣日本選手権では一予、二予と逃げて2着で準決へ。その後はFⅠで2V。決勝3着の前走前橋でも連日、積極的な走りで強さを見せた。稲毛との主導権争いは見もの。先制なら怖い。南関で根田との連係が考えられるのが渡辺晴智。村上と同期で、GⅠ2V、GⅡ2Vの実績。ケガで落とした調子は徐々にだが回復基調。勝ち上がりをクリアし、決勝で根田とのワンツーへ。村上と同様、気持ちを込めて走る。

 
 関東の軸は木暮安由。前走小倉FⅠ準決での落車から中4日。状態面は気になるが、少ない日数でも走るということは、逆に不安は少ないか。気持ちも強くして挑む。動く組み立てか、同県後輩の中島将尊や動ける阿部大樹が一緒なら前を任せることも。好走して流れを変えたい。
 
 川口公太朗は前走久留米記念で準決に進み、その前の岐阜FⅠでも①①❺と好走。自在に運ぶか、機動力ある伊藤裕貴と中部での連係も。調子が上向いているだけに見逃せない。
 
 北日本勢は永沢剛、菊地圭尚、内藤宣彦が主力。うまく連係すると浮上がありそう。

パワフル先行
210116松戸・中嶋宣成

中嶋 宣成

<A級見どころ>
 激戦だが中嶋宣成の逃げ切りに期待。前期(1~6月)のVは4月前橋の1回だけだったがパワフルな先行は光っていた。上信で甲斐康昭が番手を回る。松山桂輔は中部同士で倉田紘希と連係か。先行パワーある倉田が先手を取れば好展開が望める。小笠原光は鋭いダッシュが持ち味。流れに乗って出れば台頭十分。地元の寺沼伊織は前走川崎で3連勝、井坂泰誓も前走松阪でVと勢いに乗る。いずれも機動力を生かして好勝負。