12月2日から5日まで4日間にわたって開催されるGⅢの伊東競輪開設73周年記念「椿賞争奪戦」。今年のグランプリ戦士、現S班からの出場はないが各地区から豪華な顔ぶれがそろって激突。好メンバーによる迫力満点のバトルは見応え十分。最終日第9RでA級1、2班の上位9選手がS級特進を懸けて争う「レインボーカップA級ファイナル」も楽しみな一戦だ(出場選手は下記)。

 激戦必至の4日間となりそうだが戦力充実は南関勢。その中で注目は小倉競輪祭での悔しさをここにぶつける松井宏佑(神奈川・113期)。決勝は南関3車で先行勝負に迷いのなかった深谷知広の番手を回って絶好の展開に。バックから自力で前に踏みVゴールを目指したが、中団から単騎で後ろに追い上げた真杉匠に抜かれて無念の2着。逆転でのグランプリ出場はならなかった。舞台は伊東だが、来年へ向けて気持ちを乗せていくためにも結果が欲しいはず。基本は平塚同士の和田真久留(神奈川・99期)と神奈川でのタッグ。そのほか南関の仲間との連係も視野に入れ、決勝での1着を狙う。

 地元期待は伊東がホームの大石剣士(静岡・109期)。6年ぶりにグランプリに返り咲いた深谷、競輪祭最終日に落車負傷した渡辺雄太と、V候補の同県先輩2人が欠場。その分も、自力でしっかり戦う。決勝進出は最低限のノルマ。気合の走りで優勝を目指す。追い込み型のV候補は和田健太郎(千葉・87期)。前で仕掛ける自力型をアシストしつつ直線で切れ味を発揮する。先行パワー抜群は野口裕史(千葉・111期)。復調途上でも実力は得点以上。軽視は禁物だ。

 四国の大砲は犬伏湧也(徳島・119期)。5月ダービー、8月オールスター、10月寛仁親王牌と今年のGⅠで3回決勝へ。狙うは3月大垣以来、2回目の記念V。初登場となる伊東でしっかりと強さをアピールする。そのほか四国地区の自力型は原田研太朗(徳島・98期)、久米康平(徳島・100期)、石原颯(香川・117期)。追い込み型では香川雄介(香川・76期)、橋本強(愛媛・89期)が得点を持っている。

 北日本は小松崎大地(99期)と渡部幸訓(89期)の福島コンビ。10月寛仁親王牌の準決でワンツー。そろって決勝へ。競輪祭の前、地元いわき平FⅠでも3日間、連係。決勝は小松崎がゴール前で接触落車も、追い込んだ渡部がV。学年は小松崎が1つ上。好連係へ呼吸を合わせる。

 近畿は南修二(大阪・88期)に勢い。10月寛仁親王牌に続き、11月競輪祭でもGⅠで決勝へ。追い込みを基本に目標不在なら自力を出すことも。ここは自在の山田久徳(京都・93期)との連係から切れ味を見せる。山田は動いての勝負になりそう。前々で強気に攻めるか。差し脚に切れのある東口善朋(和歌山・85期)も直線で鋭く伸びると浮上する。

 関東の軸は吉沢純平(茨城・101期)か。落車が多く流れに乗りきれずにいる印象も、同県後輩の山岸佳太(茨城・107期)や上昇ムードの小林泰正(群馬・113期)と連係できれば有利。追い込み型で力があるのは武藤龍生(埼玉・98期)や神山拓弥(栃木・91期)。好位を回るとゴール前での抜け出しが決まる。

 中部は動ける谷口遼平(三重・103期)と川口聖二(岐阜・103期)の同期同学年コンビが前後で連係となるか。力を合わせてワンツーも。

 九州は若手ながら自在に何でもこなせる伊藤旭(熊本・117期)。今年のGⅢでは2回決勝へ。犬伏と同じく初登場となる伊東で活躍を目指す。

 <レインボーカップA級ファイナル出場予定選手>

山本修平(東京・115期)、菅原大也(神奈川・107期)、望月一成(静岡・111期)、菊池竣太朗(静岡・111期)、張野幸聖(和歌山・115期)、佐伯亮輔(岡山・113期)、大西貴晃(大分・101期)、木村佑来 (宮城・119期)、岡崎景介(広島・87期)


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