名古屋ミッドナイト競輪の「WINTICKET杯」は、23日から25日まで3日間にわたって開催される。A級1、2班戦とチャレンジ戦で1日9レース。メンバーはオール西日本。中部から九州の各地区から出場の63選手により熱いバトルが繰り広げられる。

 戦力充実は中部地区だ。岐阜からは、いずれも動ける山口聖矢(115期)、橋本英也(113期)、長谷部龍一(117期)。ラインを組めれば強力だ。前走高知で久々に決勝入りした地元の井田晶之(愛知・113期)もホーム戦で気合十分か。追い込みのベテラン坂上忠克(石川・71期)や捲り鋭い吉川起也(富山・92期)もV争いへ。

 近畿は1班2人。3場所前の向日町ミッドナイトでVの吉堂将規(奈良・115期)が自力で持ち味を生かす。追加で参加が決まった玉手翔(兵庫・91期)が吉堂とタッグへ。連係となると昨年7月取手の準決以来。その時は玉手が2着で勝ち上がったが吉堂は4着。そろって決勝に進んでのワンツーなるか。

 四国の主力は吉松直人(高知・90期)、三好陽一(愛媛・88期)、吉岡篤志(徳島・82期)。自力型不在だが三好はいざとなれば動く組み立ても。2月小松島では初日、最終日と先行し、番手を回った吉松が2勝。吉松は小松島の後、追加で走った2月名古屋モーニングでV。当地での連続Vを目指す。

 九州も追い込み主体の古川貴之(佐賀・93期)、坂本晃輝(佐賀・81期)、梶山裕次郎(福岡・87期)が主力。古川は動くことも可能で、目標不在なら自在戦。前々に攻めて活路を切り開く。

 チャレンジ戦のV有力候補は119期の3人。地元ホームの石田拓真(愛知)と九州の高橋綜一郎(大分)、谷口力也(熊本)。石田と高橋は直近5場所(開催中止を除く)で決勝2着3回、3着1回。惜しい結果が続いていることもあり、ここを勝って一気にうっ憤を晴らしたい。2月広島で初Vを決めた谷口も上昇気配で、力を出し切れば好勝負できる。