久留米最終日1R


 

 村田奈穂(写真)が立て直して白星で締める。

 点数的には高尾が人気を集めそうだが、初日、2日目は共に5着と気配が悪い。負傷からの復帰戦ということもあり、まだレース勘が戻っていないようだ。本来の力を取り戻すにはもう少し時間が必要か。ここは高尾よりも村田奈穂を狙ってみたい。2日目は6着となり、わずかな差で決勝進出を惜しくも逃した。とはいえ初日は久々の2着になるなど状態は間違いなく上向き。「最終日は絶対に1着を決めたい」と闘志満々なのも期待できる。

 車券は3連単で、高尾への❸❶から❷❹❺と、高橋が浮上したときの❸❷から❶❹❺が狙い目だ。


久留米最終日7R


 船瀬惇平(写真)が押し切る。

 船瀬惇平には同じ広島の中石と香川の清水がつけてライン3車となり、中村―仲松で2車の九州勢よりも有利に戦える。まずは先手を取り、中村が仕掛けても主導権は絶対に譲らずに、そのまま押し切る展開になりそうだ。精一杯の走りをしながら準決勝で敗退した悔しさもぶつけてくるに違いない。中村もこのところ調子を上げており積極的な走りに意欲を見せているが、近況バック16本の船瀬が相手ではやはり分が悪い。

 船瀬が順当に押し切ると見て、車券は3連単でマークの中石への❶❷から❺❹❸。清水への❶❸から❷❺❹も少々抑えたい。中村が健闘して仲松が浮上したときの❶❺から❷❹❸なら好配必至だ。


久留米最終日9R


 屋良朝春(写真)の総力戦に期待。

 初日特選メンバーが揃った中四国勢は、初日特選、準決と2連勝で完全Vに王手をかけた久保田を先頭にライン4車でまとまって戦うことになった。これに対して九州勢は井寺が先頭を強く主張し単騎で戦う可能性もあったが、最終的には井寺―鶴―屋良の並びで折り合った。

 初日特選メンバーでもあり番手に回ると思われた屋良だが「後ろで仕事をしてくださいといわれたので、3番手に回って自分の仕事をします」とニヤリ。2日連続2着の井寺、2連勝の鶴と波に乗る2人をしっかり援護しながら中四国勢を押さえ込み、最後の勝負所では自分で動くことも含めて勝利をつかみにいく作戦なのだろう。

 久保田の強さは疑いようがないが、九州3人で力を合わせて混戦に持ち込めば、屋良にも十分勝機はある。車券は3連単で屋良から鶴への❺❼から❶❸❷。力で久保田への❺❶から❼❸❷を狙ってみたい。(内川 統詔)