ナイターGⅢの松山競輪「道後温泉杯争覇戦」は13日に開幕する。脇本雄太の欠場で一転して混戦ムードになった。地元の渡部哲男が犬伏湧也との連係を決めて気迫の抜け出しに期待だ。前半レースではガールズケイリンが行われる。実力伯仲で激戦だ。


渡部 地元譲れない


 渡部が地元記念Vに挑む。近況の動きは安定感抜群でタテ脚の威力は健在だ。四国エースへの期待がかかる犬伏の存在は心強い限り。その犬伏が果敢に攻め込み巧追からシャープに決める。犬伏は前走の広島FⅠがまさかの準決勝敗退。9月共同通信社杯での落車の影響があったか。ここに向けて立て直し、本来のパワーあふれる走りで他派を封じる。渡部との地元ワンツーを期待したい。


菅田 前回Vの勢い


 北日本が四国勢を脅かす。先頭を走る高橋晋也の積極性はキラリ。マークする菅田壱道、阿部力也の宮城勢、特に菅田は前回Vで勢いに乗った。高橋不在の時でも自力を持つのが強みだ。根田空史のパワーも強力。かかれば捲りを封じ押し切る力を持つ。南関ラインで福田知也が追走。

 関東勢が層の厚さを生かして対抗する。杉森輝大がタテ脚の威力を発揮して武田豊樹の底力も見逃せない。木暮安由が脚をためて強襲だ。松川高大、坂本亮馬の九州勢が好位をキープして進出へ。