別府最終日2R


丸山直樹

 特選シードの丸山直樹が準決7着で、まさかの一般回り。「見ての通りですよ」と少し凹んでいたが、初日特選は少し接触がありながらも伸びていたし、準決も後方6番手になり、自ら仕掛けて、膨れた分だけ。着よりも動けているのは確か。ここは目標不在で「自在になります」と。 自力の相手となる高橋優斗、大中拓磨は、もう一つの感があり、実力者・丸山直樹で捲れる相手だ。 東で柴田竜也が丸山の作戦を聞いて「付いていいですか」。丸山「いいよ」一撃で捲るワンツー狙いで❶―❹―❷❸❺3点を厚めに❹❶流しも少し。 


別府最終日4R


酒井拳蔵

 酒井拳蔵は準決で意欲的に駆けたが、相手が強すぎた。7着で一般回りになったが、初日予選で捲り切った脚が印象的。「前回、少し消極的だったので今回は意欲的に攻めようと思っています」 相手となる梁島邦友は不振だし、遠藤勝弥もリズム感が…。補充の市橋司優人は「自力勝負」だが単騎戦。それなら復調の兆しが見える酒井が番手の今野大輔を連れてカマシを決めるとみた。❸=❷―❶❹の4点で資金稼ぎ。


別府最終日9R


野口裕史

 ミッドナイトのS級決勝戦は本当に売れる。今や、驚くほどの売り上げになってきた。今夜も、そこそこの売り上げが見込めるであろう。人気はピンピンで来ている河端朋之。連日の時計を見れば1番人気になって当然である。ただ土曜の天気予報を見れば、前2日間からガラッと一変して冷え込み、時計がかかるバンク状態かもしれない。スピードよりもスタミナ必須か。そうなると重戦車の如く逃げていく野口裕史ペースが見えてくる。野口裕史は迷いなく駆けて、どこまで粘るかに徹してくる。ここは野口裕史と勝負する先行選手が不在で、野口が鐘前から先頭に立ち、後続の脚力をロスする逃げに持ち込めば粘りに粘る。消耗戦になれば野口裕史の粘っこい先行が生きるはずだ。マーク芦沢大輔は仕事が出来るマーカーなので❹=❸流し。本線は❹❸❷、❹❸❻、❹❸❶。(古川 文夫)


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