A級1・2班戦見どころ
疋田力也(愛知・119期)は名古屋がホームバンク。前走平塚決勝を2角捲りで制し、いい流れに乗って今年初となる地元戦へ。ここでも好走を見せる。地元1班同士で同門の先輩・大谷靖茂(愛知・93期)と連係となるか。大谷は疋田の父で師匠の疋田敏(愛知・59期)の弟弟子。自力型だが、疋田と一緒になれば前を任せるはず。食らいついてのワンツーに気合を込める。中部の追い込み型で点数を持っているのは伊藤世哉(三重・87期)。初日特選から疋田とタッグ。決勝でも地区同士で好連係から切れ味を発揮する。
南関の軸は確かな機動力を備える松坂侑亮(神奈川・115期)。1月にS級から下がり、前走地元戦の小田原で今期初V。もちろん自力でも優勝を狙えるが、同県後輩で先行パワーのある添田龍児(神奈川・121期)と同上となれば、さらにチャンスが膨らむ。戦歴断然でガードの堅いベテラン追い込み型の成清貴之(千葉・73期)が松坂の後ろでラインを厚くする。
関東の主力は動ける3人。埼京同士の野中祐志(埼玉・98期)、菅谷隆司(東京・96期)と、2班でも実力のある矢野昌彦(栃木・91期)。どう並ぶにせよ結束ならラインは強力だ。
北日本は鋭いダッシュが持ち味の中村弘之輔(北海道・109期)にマーク堅実な三沢康人(宮城・91期)。前で仕掛ける中村はカマシ、捲りが得意。チャンスを逃さずに出ると浮上する。