北野良栄が絶好調だ。4場所前の1月高松は決勝進出を逃したが、2月の久留米で棚瀬義大目標から4カ月ぶりのVを飾ると、続く小倉では中村一将の番手からV。3月に入っても勢いは衰えず、地元の名古屋では徳田匠目標から、最後は自力に転じて捲りV。3場所連続で優勝とノリノリだ。ミッドナイト開催が今回で5連続目。生活のリズム的にも乱れることはなさそうだ。別府バンクは昨年11月のモーニング開催以来の参戦。前回はオール2着の準Vだったが、勢い十分な今回は当地初Vにチャレンジする。

 前期S級組は4人。橋本勝弘が1月松山で、小松原正登が2月向日町で降級後にVを飾っている。橋本はV後は精彩を欠いており、なんとか流れを変えたいところだろう。小松原はこれが3度目の別府登場。過去2回はきっちりと決勝に進んでおり、今回も持ち前の機動力発揮に期待しよう。竹田和幸は降級初戦こそ準決勝敗退したが、その後は6場所連続決勝進出中。安定感は見逃せない。前期が初S級だった徳丸泰教は降級後2場所目で失格。その直後の松阪で準優勝したが、その後はなかなか波に乗り切れていない。今期は2班で常に予選からのスタート。差し脚は魅力だが展開に左右されるのも否めないだろう。

 スピード戦魅力の今村麟太郞(28=高知)は4節連続で決勝進出中。堅実な高木和仁(49=福岡)は7場所連続で決勝進出中だ。調子を上げている堀兼寿(29=岐阜)、上野恭哉(26=福岡)、一ノ瀬匠(36=佐賀)に、実績ある佐藤亙(44=愛知)、村上竜馬(28=広島)、上田学(52=愛媛)、野口大誠(34=熊本)も侮れない。

 山根慶太(24=岡山)と小柳智徳(25=長崎)の123期コンビの奮闘にも注目が集まる。山根は早くも5回目の別府出走。昨年12月の開催では1、2班戦で準Vと大暴れ。今回もスピード生かした攻めで上位進出を狙う。小柳はチャレンジ時代に完全優勝して以来の別府参戦。1、2班戦は今回が6場所目で現在2場所連続決勝進出中。流れにも慣れてきたようで今回も見逃せない。

 地元勢は昨年12月の地元戦で見事にVをゲットした高橋義秋(37=大分)が地元戦連続Vに挑戦。安東英博(43=大分)と松田直也(39=大分)の走りにも注目したい。


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