西田は6月と7月に走った5場所で4V。直近2場所の岐阜と奈良に続き、ここも初日から無傷3連勝なら特進でS級へ。力まずに走れるかが鍵になるか。西田と同県の追い込み型で得点を持っているのは前反祐一郎(広島・81期)。同じく同県で動ける佐伯辰哉(広島・109期)も西田と連係ならチャンスが膨らむ。高知の1班2人は自力を基本に戦う宗崎世連(100期)と鋭い差し脚が武器の篠原龍馬(89期)。状況次第では西田と中四国での連係も視野に入る。

 関東の軸は前期S級の自力型で今節得点最上位の梁島邦友(茨城・117期)。今期A級に下がって4場所目。まだ優勝はないが、ここまで3場所9走で5勝、決勝はいずれも3着で確定板に。走りは安定している。埼玉のヤングパワーは123期在所1位で卒記チャンプの荒川達郎。今年5月、2班に特昇すると初戦の岐阜で1、2班戦初V。注目は西田との同期対決。ライバルのS級入り阻止に燃える。地元の主力は自在型の寺沼伊織(東京・115期)。ホーム京王閣で今期初Vゲットなるか。

 南関のV候補は戦歴上位の五十嵐力(神奈川・87期)。基本は追い込みでの勝負。特昇で2班に上がって4場所目となる池辺聖(神奈川・123期)は同じ川崎所属の後輩。そろって決勝に進んで連係なら戦いやすくなる。

 九州は追い込み主体の飯田裕次(福岡・97期)、寺崎祐樹(熊本・97期)が得点上位。7月に2班に上がって前走玉野で初めて決勝に進んだ田中会心(熊本・123期)が積極策でラインを引っ張る。


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