実績からすれば小林優香、石井貴子が中心となる。

 小林優香(30=福岡)は昨年4月以来久々の地元戦19年のガールズケイリンコレクションを最後にタイトルから遠ざかっているが、今年すでに5Vをマーク。7月小松島では野口諭実可、東京の石井貴子ら手強いメンバーを相手に12❶と優勝しており、力強い走りは健在。

 石井貴子(34=千葉)は今年ここまで19場所を戦い、6月岸和田のパールカップを含め優勝8回で、決勝を逃したのは7月松戸、福井の2場所だけと、安定感が際立っている。直前の青森決勝は優勝した山原さくらを追い切れず3着だったが、しっかりと立て直して久留米に乗り込んでくるはずだ。

 小林、石井の〝2強〟に続くのは、小林と同じ藤田剣次門下の大久保花梨(26=福岡)とみる。8月武雄で産休から実戦に復帰すると、荒巻聖未、比嘉真梨代ら強敵を相手にいきなり優勝。直前の熊本は33❷。児玉碧衣、日野未来、村田奈緒らを相手にこの結果は悪くない。昨年2月以来の地元戦ではいい流れに乗って「母は強し」をアピールしたい。

 今年2Vの青木美保(26=埼玉)、優勝はまだないが近況は比較的コンスタントに決勝に乗れている新鋭・五味田奈穂(26=千葉)、藤原春陽(22=徳島)、も展開次第ではチャンスがありそうだ。


A級1・2班戦

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