平塚オールスター最終日に落車、失格。右殿部打撲は内出血がひどく、小田原FⅠを欠場。宇都宮・共同通信社杯も、ぎりぎりまで悩んでの参加だった。

 自動番組。1次予選は犬伏湧也、佐々木豪との中四国別線で自力勝負となったが、後方に置かれて6着敗退。2次予選Bでは先行勝負に打って出るが、坂井洋に捲られて8着敗退。

 「直前の練習で悪くなかったので大丈夫かな?と思って来たけど…。500バンクでスピードが上がって行くと、どんどん苦しくなったし、体がうまく使えていない。2日目は坂井君との自力の差が出た」

 3日目は久田裕也の番手で白星を飾ったが、最終日太田海也の後ろで佐々木龍と競り。勝負どころで番手を明け渡す形。本調子とは言えない動きにレース後の表情はさえない。

 現在の賞金ランクは22位(17日現在)。賞金枠でのグランプリ出場はかなり厳しい位置となっている。連覇を目指す昨年のグランプリ王者にとっては、残る2つのGⅠタイトルで頂点に立たない限り、そのステージにすら立てないかもしれない。まさに崖っぷちだ。

 これまでも幾度となくケガに泣かされてきた。そして、どんなに悪い状態でも実戦を走ることが復調への1番の近道だということも知っている。中3日の今回も大きな上積みは望めそうもないが、大会連覇を狙えるのは松浦だけ。まずは目の前の一戦一戦に全力を注ぎ、勝負のビッグ後半戦へいい流れを築きたい。


拳矢 エース仁王立ち
山田諒 ベスト尽くす
深谷 ここが正念場

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