S級見どころ

諸橋のV差し

 諸橋愛が青森を走るのは約6年半ぶり。18年5月の全プロ記念以来。最近のレースでのデータはないが04年5月に当地でS級初Vを決め、同年9月には記念を初制覇、05年GⅠ寛仁親王牌は決勝に進んだ。

 前走川崎GⅢでは優勝を逃したが初日特選から決勝まで全て確定板入り。堅実な走りを見せた。その後、ここまでは中7日。地元弥彦で開催された寛仁親王牌(10月17~20日)に出場できなかった分も、前走川崎に続いて気持ちを入れての出走。

 関東の目標はスピードのある橋本瑠偉や2班でも成績を上げている鈴木玄人。前で仕掛ける自力型を援護して直線勝負へ。格上の伸び脚で結果を出す。


 北日本の軸は差し脚鋭い和田圭だ。今期はFⅠで完全Vが2回。前走GⅢの熊本記念では準決5着で決勝には進めなかったが一予、二予と2勝を挙げた。目標は確かな機動力を備える酒井雄多で、3番手を地元佐藤和也が固める形となるか。ラインが強固なだけに酒井が果敢に出た時はチャンス。番手からの抜け出しが決まるシーンも。

 九州の主力は追い込みを主体に組み立てる坂本健太郎と中村圭志。目標次第と言えそうだが好位を回って伸びると浮上する。もう1人の1班は動ける松川高大。底力があり勢いに乗ると怖い。

 四国で注目は121期の真鍋智寛。今年1月にS級に上がって優勝はまだないが、8月地元GⅢの松山記念で決勝進出。前走9月福井で落車して1場所欠場。ここが復帰戦という点は気になるが実力発揮なら好勝負。1班の堤洋や原誠宏の援護を受けての仕掛け。ラインでの上位独占を目指す。


【優香のパワー断然】
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