A級1・2班戦展望
東西の精鋭が顔を並べるA級戦。波乱含みではあるが、総合力は箱田優樹(34=青森)が頭ひとつリードする。前期までS級に在籍。今期は無念の降格となったが、初戦の7月青森から直前の取手まで10場所連続優出、うち2Vを飾るなど存在感を誇示している。
先行、捲りの破壊力はもちろんのこと、メンバーと展開次第ではヨコのさばきもこなす器用面を持ち合わせている。北日本に上位に通用する機動力型が不在なら自らが動いて活路を開く。
伊藤慶太郎
関東は伊藤慶太郎(31=埼玉)、長井優斗(37=東京)の埼京コンビに注目だ。ともに前期はS級を走った実力者だけに前述の箱田とも好勝負を演じることだろう。
展開は今期2Vを手にしている伊藤が作る。こちら伊藤もタテ攻撃が自慢。番手を長井が援護する埼京コンビが両立を目指す。ここに城幸弘(38=山梨)が加われば分厚い陣容になる。
守谷陽介
中国勢は小玉拓真(35)と守谷陽介(44)の岡山連係が実現すれば守谷が勝機をつかめる。
九州勢は格付け2班ながらパワー上昇中の神開一輝(31=福岡)が応戦。竹元健竜(27=福岡)との久留米連係で波乱を呼び込む。