ガールズ展望
直前に競輪祭・女子王座戦が行わた関係で参加メンバーは小粒。その中、那須萌美(34=宮崎)の安定感はキラリ光る。
6月のGⅠパールカップ(岸和田)のあと15場所を消化し、すべて決勝に進出。8月佐世保、京王閣を連覇し、9月函館から直前の川崎まで5場所の決勝での3連対率は実に100パーセントを誇る。メンバーを見渡す限り、強力な先行タイプが不在なら飛び道具(捲り)を視野に入れ、対処するとみた。
山口伊吹
安定感と言えば山口伊吹(25=長崎)も特筆される。5月京王閣から15場所連続で決勝にコマをすすめた。優勝こそ遠ざかっているが、位置取り柔軟に鋭い決め脚を披露する。
1期生の中村由香里(43=東京)が持ちこたえている。1着回数こそ減ったが、しぶとさは健在。五味田奈穂(27=千葉)がタテ攻撃で見せ場。悪くない枝光美奈(26=福岡)が波乱を演出する。