久留米最終日7R


好調・中武を狙う

 2日目5Rで1着となった中武三四郎の舌が滑らかだ。赤板のホームで突っ張ると、主導権を握って先頭を譲らず押し切り。強い内容だった。弟弟子の谷和也(25=大阪)にハンドル回りのアドバイスをもらったといい、初日は使いこなせていなかったが、2日目に「(ウオーミングアップから)いい感じで馴染んできた」と確かな手応えをつかんだ。「最終日も1着なら谷に焼き鳥をごちそうしますよ!」と終始、笑顔だった。心身ともに状態は良さそうだ。

 鈴木涼介の後ろに桑原亮、阪本正和の九州勢がつく3車ラインが本線だが、2日目と同じように中武が主導権を渡さなければ波乱もある。❻―❶❷❹―❶❷❹、❶❷❹―❻―❶❷❹。


久留米最終日8R


黒河内の気合を買う

 2日目1Rで2着に食い込んだのが黒河内由実。1着の細田愛未を終始ぴったりマーク。最終直線では細田との差を詰めてゴールした。現在、競走得点は51.75。「何としても52点に乗せて終わりたい」と燃えている。3着に入れば確実に上回ることができる。

 ここは那須萌美、細田愛未、太田美穂とかなり強力なメンバーがそろったが、2日目と同じく先行車をぴったりマークできれば2、3着は十分望める。❶❷❸―❺―❶❷❸、❶❷❸―❶❷❸―❺で勝負。


久留米最終日9R


大谷の一発に期待

 7番車・大谷の一発を狙いたい。2日目9R準決では同県・岩城佑典の番手から捲って2着。曽我圭佑に内をすくわれて1着こそ逃したが、決勝に期待を持たせる内容だった。「体は出ていけていますからね。穴党に喜んでもらえるようなレースをして、今年最後をいい形で締めます」とやる気十分だ。

 佐藤壮志、曽我圭佑、松岡孝高の熊本ライン3車は強力だが、単騎の大谷は自分のタイミングで踏める。1着は難しくても、2、3着なら高配当が望める。熊本ラインに割って入る車券を買いたい。❶❸❹―❼―❶❸❹、❶❸❹―❶❸❹―❼。(北野 将市)