強力な自力型3人を擁する関東勢。直近2場所に続き、今年初戦で3連続Vを狙うのが治田知也(新潟・121期)。昨年最終出走の取手で前期3回目のVは伊藤慶太郎(埼玉・107期)。12月に2班特昇を決め今回が3場所目となるルーキーの川上隆義(栃木・125期)も前走立川で決勝2着と強さをアピールした。追い込み型は前期S級で得点を持っている大矢将大(埼玉・81期)と調子が上向いてきた地元の近藤寛央(東京・97期)。決勝で厚いラインを組めるか。状況次第で、それぞれが納得できるように作戦を立てる。

 南関の主力は金田涼馬(神奈川・119期)と田中孝彦(静岡・91期)。自力で果敢に攻めるのは金田。11月に落車して負傷欠場から復帰3場所目。S級から下がっての今期初戦でコンディションがどうか。田中は追い込みが主体。追加を受けて前走川崎から中2日でのレース。金田を後ろでガードしてゴール前勝負へ。自在性ある花田将司(千葉・99期)も主力の一角に。

 北日本は金沢竜二(福島・91期)と前川大輔(福島・113期)が同県で連係へ。どちらも動けるが、後輩の前川は前走松山決勝で他地区の自力型を目標にしてV。前後は微妙か。

 西日本からは中四国勢と九州勢。注目は前期まで2年間S級で戦い決勝にも進んでいる林昌幸(愛媛・119期)。組み立ては先行が基本。積極策で押し切りを狙う。山崎駿哉(岡山・113期)も機動力は確か。決勝に進んで林と同乗なら中四国連係で番手を回ってのレースも。得点上位の追い込み型は高津晃治(岡山・87期)。今年初戦の名古屋で完全Vを決めた野崎将史(岡山・109期)も気になる。


ガールズケイリン展望


スポニチロゴ