藤井将
失格点の影響で3班に降班した藤井将(30=広島)。初戦の松山は3①❶とVを飾り、2場所前の奈良は決勝5着。前場所の松阪は初日4着ながら準決勝を捲りで制し、決勝は好位回りから内を突いてVを奪取した。別府は前期の1、2班戦で決勝進出して以来の登場。機敏な立ち回りで格上の存在感を示すだろう。
佐々木亮太 稲留敦貴
125期トリオも見逃せない。佐々木亮太(20=青森)は本デビュー後の17場所で決勝を逃したのは1回だけ。弥彦、小田原、小倉でVを飾り、昨年末からは3場所連続で準V。予選と準決勝の取りこぼしも少なくなって信頼度は増している。初の別府には中2日での参戦になるが、今回も大暴れは必至だ。
松本定(28=福岡)も着実に力をつけている。現在は11場所連続で決勝進出中。年末の小倉は3連勝でデビュー初優勝した。別府は昨年9月に走って1⑤1と2勝を挙げるも決勝進出を逃した。今回はリベンジ戦。持ち前のパワーを発揮して成長した姿を披露する。
稲留敦貴(23=鹿児島)はやや安定感に欠けるが、昨年8月の佐世保で完全優勝したように爆発力が魅力。別府は昨年10月に走って1③❸。今回も奮闘に期待が懸かる。
点数上位なのは前期2班の選手たち。大崎智久(42=青森)、伊藤之人(42=東京)は降班後、2場所連続で決勝進出。奥山雅士(54=静岡)、横瀬聡(53=福岡)、倉岡慎太郎(57=熊本)のベテラン陣もしぶとい走りで上位進出を狙う。倉岡は直前の平塚2日目に捲りで白星をゲット。まだまだ元気いっぱいだ。
吉田勇気(36=福岡)や屋宜浩二(39=沖縄)はそろそろ流れを変えたいところ。三登誉哲(38=広島)と米原大輔(44=沖縄)は藤井と同じく前期1班だが、前期からの不振を引きずっている様子。三登は降班初戦の小松島で決勝進出したが、続く平塚は初日7着で途中欠場。23年後期までS級にいた実力者だけに、きっかけ一つで見逃せない存在になるだろう。
梶応弘樹(59=愛媛)も元気いっぱいだ。新人のダッシュに離れず、前回の久留米では決勝進出した。照屋将貴(29=沖縄)の手堅い走りも魅力。加賀美智史(42=山梨)の機動力や、前回の久留米で動き良くファイナル入りした地元の篠田樹(28=大分)にも注目したい。