別府最終日1R
動き悪くない田中月菜が混戦を制す
田中月菜は4、5着で決勝進出ならず。流れにうまく乗れていないが、状態は悪くなさそうに映る。田中も「一時期を思えば悪くない」と復調モードにある。50点を超える林真奈美と高木萌那の2人が気配ひと息で、田中にもチャンスはありそう。点数下位で外枠の近沢諒香と中原恭恵も敗者戦なら全くノーチャンスというわけでもない。ここは捨て枠なしの一戦だ。
敗者戦らしく強力な自力選手が不在。高木や中原が先手を狙う流れになりそうだが、田中のタテ脚もここなら通用するだろう。機敏な立ち回りから白星ゲットに期待する。
車券は3連単で田中のアタマ固定。❸―❶❹―全と、穴は外枠勢の2着で❸―❻❼―全を。
別府最終日6R
地元の山崎翼が好目標ゲット
地元の山崎翼は未勝利で最終日を迎えた。2日目は展開的にも絶好のチャンスだったが…。好調とは言いがたいが、最終日は石川航大を目標にできる番組に。番手回りが巧みなタイプではないが、ある程度まで石川が攻めてくれればゴール前で鋭く伸ばしてくる。今年最初の地元戦で最終日こそ1着が欲しい。
石川の敵は大城慶之―中井護―河村章憲の近畿トリオと、山元大夢―山田雅之の中部コンビ。機動力は石川が大きく引き離す。やはり九州勢が優位に立つが、大城は準決勝で仲居を連れて凡走しており、ここは奮起の積極策まであるかも。
車券は3連単で山崎が石川を差し込む❻❷流しが本線。大穴で近畿3番手か突っ込む河村絡み❻―❺―全、❻―全―❺を。
別府最終日7R
気配良好の星島太が突っ込む
ベテランの星島太が3、2着と奮闘中だ。連日、イン粘り敢行の佐伯辰哉追走から差し場を突っ込んでいる。前検日に「前回まではレースが詰まって疲れでへろへろになっていた。今回は久しぶりに空いて、ちょっと(練習を)やれた」と話していた。あらためて聞くと「辰哉のおかげだけど、やっぱり道中で余裕があるね。年寄りは移動するだけでも疲れるから」。レース間隔が空いたことが今回の奮闘につながっている。ここは吉川希望―山田晃久の3番手回り。やや位置は遠いが本線の一員で突っ込むチャンスは大いにあるだろう。
吉川ラインと、江端隆司―坂本匡洋―四宮哲郎の近畿トリオに、大竹野裕樹が単騎戦。タテ脚ある坂本が番手回りなのは不気味だが、吉川にも特選シード組の意地がある。主導権を渡さず駆けて、最後の直線に戻ってくるだろう。
車券は3連単で吉川ラインの❶❹❺BOXが本線。吉川と山田のアタマで星島が絡む❶❹―❺=❷❸❼を押さえたい。(本間 正則)