A級1・2班戦展望
S落ちの実力者が顔を並べるが、その中でも桐山敬太郎の存在が際立つ。15年に全日本選抜(静岡)とオールスター(松戸)で決勝に進出するなどS級実績も豊富。失格によりマイナス点を取り戻せず、今期は無念の降格となったが、前期S級では100点をオーバーする競走得点をマークするなど連対率を上げた。
降格一発目の西武園こそ流れも向かず❺③❼と不本意な成績となったが、修正能力は高い。自在脚を持つ桐山だが、ここは後輩の松坂侑亮(27=神奈川)を巧みにリードし番手戦をこなす。
桐山と同じS級降格組の岡本英之(46=千葉)が桐山にしっかりマーク。桐山―岡本の南関実力者が直線勝負に持ち込む。
関東は鰐淵圭佑(42=群馬)が代表格。前期のA級では安定した成績を収めた。前々期はS級を張ったようにVの一角を形成する。長谷川飛向(29=東京)の攻め方次第では鰐淵にチャンス。差し脚を生かせるというものだ。
さらに復調ムードの藤田竜矢(45=埼玉)や今井聡(38=東京)が控える。関東勢の折り合いにも注目したい。いずれにしてもさばける鰐淵が前述の南関勢に肉薄する。
中四国は94.78の競走得点を持つ佐竹和也(46=徳島)が侮れない。一発の魅力がある富武大(28=山口)との連係で佐竹が浮上期す。
さらに格付け2班ながら伊藤涼介(24=広島)が追加参戦。その伊藤は昨年12月のチャレンジファイナル(伊東)を制し、直前の松戸で2度目のA級Vを飾っているだけに富が恵まれるケースも十分だ。
九州は中村雅仁(44=熊本)が奮起する。中村もS落ちの一人で95.43の得点はダテではない。吉岡稔真氏を師匠に持つ中川聖大(27=福岡)が追加あっ旋されたことで九州の層が厚くなった。
2班だが力を付けた松本定(29=福岡)が参戦。何しろ中川と松本は同じ練習グループ。松本がひと肌脱ぎ中川―中村で連係すれば冒頭の桐山とも九州勢が互角以上の争いに持ち込める。




