A級1・2班戦展望

 前期S級の4人が強力。中でも51歳になっても自力で戦って好成績を残している藤田昌宏(51=岡山)がV候補筆頭だ。息子の楓は125期で今期はS級初昇格を目指しており、愛娘もガールズケイリンを目指して自転車競技で奮闘中。来期もS級復帰が決まった頑張る父のモチベーションは高い。今節はシリーズリーダーで常に1番車。有利に運んで今年3度目のVを狙う。

 中村雅仁(44=熊本)は昨年4月以来の地元戦参戦。今期は準優勝だった2場所前の岐阜を含め3度の決勝進出と動きそのものは悪くなさそうだ。前回の地元戦は準決勝6着に敗れて決勝進出を逃しただけに、今度こそ地元でファイナル入りを目指す。

 安部達也(48=埼玉)は降級後5場所で3度の決勝入り。白星は3場所前の敗者戦の1勝のみだが、しぶとさは健在だ。

 息子3人がS級で奮闘中の小川圭二(55=徳島)は今回が降級後4場所目。2場所前の地元戦で決勝進出を果たしたが、まだ未勝利で車券絡みも2回だけ。そろそろペースを上げていきたいところできっかけが欲しい。藤田らとの連係から少しでも上位争いに顔を出せるか。

 菊地圭(24=宮城)は昨年末から8場所連続で決勝進出中。初のS級点確保へ上々のペースを刻んでいる。前回のいわき平は7場所ぶりに3日間最終バックを奪って❸①❸と奮闘した。動きも上々で、初の熊本バンクで久々のVを狙いたい。

 今年5度の決勝進出を果たしている上川直紀(29=栃木)は2場所前の豊橋で24年10月以来のV。決勝は福島支部の中村龍吉の突っ張り先行に乗って、チャンスをモノにした。直後のいわき平でも決勝進出と勢いに乗っており、今回も見逃せない存在になりそうだ。師匠の羽石国臣と同配分で気合いも入るだろう。

 2班だが積極的な攻めで魅了する松本定(29=福岡)のパワフルな走りにも注目したい。直前の岐阜では捲り2連発で連勝。1、2班戦昇班後、初めて連勝で決勝に勝ち進んだ。戦法の幅も広がっており、今回も不気味だ。

 宗崎世連(34=高知)は落車後復帰4場所目だった前回の小倉で、その決勝で落車して以来の決勝進出と復調をアピール。今月5日に58歳になった紫原政文(58=福岡)はしぶとい走りで存在感を示す。

 やや精彩を欠いている矢島一弥(40=群馬)、水森湧太(26=東京)、副島和人(42=神奈川)だが軽視は禁物だ。

 今年初の地元戦に燃える山川奨太(28=熊本)も侮れない。まずは3場所ぶりの予選突破で、その先も見据えたいところだ。


チャレンジ戦展望


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