本物のパワーは勢いが違う‼

山根 将太

 
 名古屋競輪ミッドナイトの「TIPSTAR杯」は9月21日(火)~23日(木)に開催。A級1・2班戦5R、A級3班のチャレンジ戦4Rの7車立て9R制で行われる。
 
 勢いある山根将太(岡山・119期)が、脚力の違いを見せつける。デビュー戦の久留米で3連勝を決めるも、続く武雄で惜しくも準V。8月松山から仕切り直しとなったが、9走中8走バックを取る積極的なレースで、見事に特別昇班を決めた。さらに、特班後の前回奈良でもVと、パワーは本物だ。今回も他を寄せ付けない走りでぶっちぎりV濃厚だ。
 
 田中陽平(熊本・97期)、宇根秀俊(愛媛・80期)、武田哲二(京都・65期)、上吹越俊一(鹿児島・99期)らも実力十分。
 
 田中は、1着は少ないものの大崩れがなく安定感抜群。目標不在の場合でも位置取り巧みに動いて今年初Vを目指す。
 
 8月奈良準決の落車で若干調子を落とした宇根だが、前回の佐世保では優出(5着)を決めており、さらに2週間空いて調整十分。ここから再浮上を狙う。
 
 武田は、A級降格後に7月名古屋、平塚、8月取手、青森と6場所中4場所で準優勝。今節は弟子の村田瑞希(京都・117期)がいるだけに、ともに決勝にコマを進めることができればVチャンス到来だ。
 
 上吹越も侮れない。やや着にムラはあるが、5月岸和田、8月松阪で優勝とすでに今年2V。目標不在の場合でも、タテ脚を生かして前々に攻めていく。
 
 チャレンジ戦は松本憲斗(熊本・119期)、白井優太朗(広島・119期)、福元啓太(大阪・119期)のヤング勢がし烈なV争いを演じるが、中村美千隆(兵庫・80期)、岡崎祥伍(岐阜・97期)も連下十分。