宮本隼輔が地元Vへ一直線――。防府競輪FⅠ「第19回石村正利賞」が、明日10日から3日間開催で争われる。
新期となって最初の開催はS級の好メンバーがそろった。宮本がファンの期待を一身に背負う。S級に上がり、すでに2回の優勝と近況は充実している。地の利もあり積極的な仕掛けでV争いをけん引する。黒田淳、西岡拓朗がガード役で中国勢で上位独占をもくろむ。
実績上位の吉田敏洋―山口富生もワンツーは十分ある。まくり強力な小埜正義のパワー駆けも魅力たっぷり。
初夏の33バンクで熱戦が繰り広げられる。
宮本 地元V一直線
上昇一途の宮本隼輔が地元バンクで大暴れ
≪積極策でリズムアップ≫
1月にS級特進を決め、順調に出世街道を歩んでいる。3月松山のルーキーチャンピオンを捲りで快勝。好素材のそろった同期との争いを制し、全国にその名をアピールした。5月富山では2角捲りで優勝を決めると、直前の佐世保でも3連勝。決勝では打鐘先行と内容も申し分なかった。
「調子は変わらずまずまずですよ」。直近の10走は全てバックを取る積極的な走りを見せ、調子は上がってきている。同級生で練習仲間である清水裕友としのぎを削り、今後の山口輪界を引っ張っていくことは間違いない。
防府はデビューから5回目の出走。1月スポニチ杯は優出9着、3月国際自転車トラック競技支援競輪では優出7着。今回狙うのはもちろん、Vのみだ。