防府競輪のFⅠ「スポニチ金杯争奪戦」が10月9日~11日の日程で争われる。
追加参戦でもV候補筆頭は松川高大(31=熊本)だ。直前の熊本記念in久留米で決勝進出。防府バンクも9月開催で走ったばかり(決勝3着)でイメージは悪くないだろう。
前節の玉野で久々のVを飾った荒井崇博(42=佐賀)や、成長著しい伊藤颯馬(21=沖縄)の攻撃力も見逃せない。
A級戦ではS級への特別昇級が懸かる松本秀之介(20=熊本)が大注目の存在だ。
★S級見どころ★
九州勢V争いの中心
松川 高大
九州勢がV争いの中心になりそうだ。俊敏に動ける松川が追加で参戦となったのも頼もしい。今年は2月の小倉、3月の小田原FⅠでVを飾り、その後もFⅠでは優出ラッシュ。
荒井は直前の玉野FⅠで優勝。単発レースを除けば、昨年4月の武雄69周年記念以来の美酒に酔った。2場所前の岐阜記念でも優出しており、近況は復調ムード。鋭いタテ脚は健在で、連続Vの期待も懸かる。
小岩もシャープな差し脚が戻ってきた。近3場所で2優出してリズムも上々。
新鋭の伊藤も逃せない。5月にS級に特別昇級し、前場所の久留米FⅠでS級2回目の決勝進出。防府は先月のFⅠ戦にも参戦して初日は捲りで、最終日は逃げで2勝をマーク。坂本亮馬に差しを許さなかった最終日の走りは印象的だった。
佐藤は積極性が増したが、捲りの威力も強烈だ。優出は6月の小倉FⅠから遠ざかっているが、強力な機動型が少ない今節は台風の目と化すケースも十分。