伊東温泉競輪のS級シリーズ「ミカリンナイトレース(FⅠ)」が2020年1月21日から23日までの日程で争われる。
総合力上位の古性優作(28=大阪・100期)や、スピード抜群の新山響平(26=青森・107期)、吉沢純平(34=茨城・101期)が今年初Vを狙って短走路で火花を散らす。
A級戦は前期S級の泉慶輔(29=宮城・99期)、飯田憲司(36=静岡・96期)、高比良豪(39=福岡・84期)に、新鋭の佐々木悠葵(24=群馬・115期)がV争いの軸となる。
安定感抜群
古性 優作
古性が縦横無尽の走りで今年初優勝を飾る。FⅠ戦に限れば6場所連続で優出中。
18年以降は18場所走って優出に失敗したのがたったの1場所だけと安定感は抜群だ。前々に攻める持ち味は短走路でさらに生きてくる。今年こそ大目標のグランプリ出場へ、ハイパフォーマンスで魅了する。
中部近畿スジで椎木尾拓哉や岡本総らが後位を固める。
新山の先行力も見逃せない。昨年11月競輪祭で落車して今回が復帰戦となるがナショナルチームで磨きをかけたスピードで別線の反撃をシャットアウト。切れ味を保つ伏見俊昭がマーク。まくり鋭い庄子信弘も近況は好調だ。
関東勢は吉沢が追加で出走。昨年はVこそなかったが、ビッグレースで存在感を示した。FⅠ戦は3場所連続で優出中。長い距離を踏める上に、自在性もアップしており別線の同型にとっては脅威となりそう。
南関勢は田中晴基が戦法の幅が広く安定感を増している。地元勢では初S級の望月一成の果敢な走りで沸かせる。ベテラン新田康仁の決め脚も注目したい。
タテ脚上々の黒田淳と荒井崇博も怖い存在。今節は中四国、九州地区共に機動型の層が薄いだけに、自力発動のシーンも見られそうだ。