ニュース&記者コラム

【佐世保GⅢ最終日12R】窓場 GⅢ初制覇飛躍の一年に花添える

 佐世保競輪の開設74周年記念GⅢ「九十九島賞争奪戦」は22日、12Rで決勝戦が行われ、窓場千加頼(33=京都)が5番手捲りでGⅢ初V。9RのA級レインボーカップFで上位3着に入った松本秀之慎、佐方良行、武藤篤弘は23日付でS級2班に特別昇級する。

 二次予選から3連勝で一気にVまで駆け上がった。窓場が5番手から痛烈に捲ってGⅢ初優勝。GⅠオールスター準V、GⅡウィナーズカップ決勝進出など、ビッグレースで存在感を示し続けた24年最後のGⅢで悲願のVをゲットした。
 「やっとGⅢを獲れた。長かったですね。腐りかけた時期もあったけど」

 今年は正規斡旋で初めてGⅠに出場した2月の全日本選抜から6個すべてのGⅠに出場。オールスターの奮闘など、グランプリ出場争いも演じた。

 「同期の古性(優作)さんの活躍だったり、ウィナーズカップ決勝で古性さんや脇本(雄太)さんと連係できた。それが大きかった。ただ、大事なところでずっと2着だった。グレードレースで優勝できたし、これを機にGⅠ、GⅡも獲れるように頑張りたい」

 オールスターに地元記念など、届かなかった〝あと一歩〟を打破。「来月は地元地区の和歌山記念、2月はGⅠ全日本選抜もある。そこで活躍できるように」と力を込めた。GⅢ覇者として来年も暴れまくる。
(本間 正則)

 ◇窓場 千加頼(まどば・ちかより)1991年(平3)9月19日生まれ、京都府出身の33歳。100期生として2011年7月に向日町でデビュー。今回で通算15度目の優勝。GⅢは初優勝。今年はGⅠオールスターで準V。通算成績は1137戦293勝。1㍍74、85㌔。血液型A。

 次走 優勝した窓場千加頼は31日~25年1月3日の岸和田FⅠ、2着の荒井崇博は25年1月4~7日の立川記念、3着の深谷知広は25年1月23~26日の松阪記念に出走する。

KEIRINスポニチ ファン必見!
最新ニュース配信、ミッドナイト詳細予想、記者コラム、ガールズケイリンなど無料で見られる情報が満載。そのほか、お得なキャンペーンも。