全国で猛威を振るう精鋭ぞろいの113期。函館記念には黒沢征治、藤根俊貴が参戦するが、期待の大きさを表すように黒沢はオープニングを飾る1Rの1番車。
「前回四日市がS級初V。失格ぎりぎりのところだったけど、セーフで良かった。函館では前回の初日に突っ張られて6着に負けているので気を引き締めて臨む。池田さんとはたまに一緒に練習もする。ラインで決められるように」と力を込めた。
一方の藤根は予選メインの11R。「番組の人が何か間違えたんじゃないですかね」と謙そんするが「S級に上がってからは思っていた以上に順調に来ている。初優勝まではもっと時間がかかると思っていた」。その原動力となっているのが同期の活躍だ。「宮本君や松井君らの走りを見て毎回、いい刺激を受けている」と話している。
「なかなか呼んでもらえなかった」という初の記念参戦でも臆することなく自慢のスピードを発揮する。