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【別府GⅠ最終日12R】45歳33日の武田 GⅠ最高齢V照準

 大分・別府競輪場で開催中のGⅠ「第34回全日本選抜競輪」は11日、最終日を迎え12Rで決勝戦(優勝賞金2990万円)が争われる。吉沢純平の動きに乗る師匠の武田豊樹の(15年11月の競輪祭以来)8回目のGⅠ制覇に期待したが、スピード上位の中川誠一郎、好調・松浦悠士を先頭とする中四国勢も侮れず、今年初のGⅠ決勝は激戦が繰り広げられる。

 

 大駒が続々と脱落。S班で決勝に進んだのは武田1人だけとなった。「最近は期待に応えられずふがいないレースばかりだったので励みになる」

 

 準決は平原が打鐘でカマすと、武田がこん身の差し切り。平原が4着となり、ラインで上位独占とはならなかったが、待望の今年初勝利を挙げた。「平原君は凄いカマシだった。最後まで油断せずに走ったんですけど」。GⅠ7Vの実力者でありながら昨年後半は立て続けに落車。成績が低迷して「年齢的にも治りが遅い」と嘆いたこともあったが大一番で勢いを盛り返した。

 

 「最後の1走だし集中力を高めて走るだけ」。決勝は愛弟子・吉沢の番手戦で佐藤が3番手に付く強固なラインとなった。吉沢が先手を奪いやすい構成となり武田が15年11月競輪祭以来となる勝機が到来する。勝てば45歳33日での戴冠。松本整さんが04年高松宮記念杯で達成した45歳19日を抜いてGⅠ最高齢記録を更新する。

 

 中川、和田真、吉田敏が個の力で牙をむく。中川はホームまくりで準決を押し切った。上がり11秒4は3日目の1番時計だったようにスピードは一級品。「九州は1人だけ。優勝したいと思っている」。地元地区の重責を背負い脅威の一撃で2度目のGⅠ制覇を狙う。中四国は松浦―香川―小倉でまとまった。縦横無尽に立ち回れる松浦の動きも軽視はできない。

 

 平成最後のGⅠ決勝戦。東日本ラインがレースを支配できるかが鍵となる。