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【前橋記念決勝】古性 GⅢ7度目V

 前橋競輪の開設73周年記念GⅢ「三山王冠争奪戦」は2日に決勝戦が行われ、古性優作(32=大阪)が21年7月福井以来、2年ぶり7回目のGⅢ優勝を飾った。2着は佐々木、3着は松本が入った。

 レースは真杉―平原―佐々木―木暮―小林―深谷―内藤―古性―松本で周回。赤板過ぎに真杉が踏み込むと平原が遅れて古性―松本―佐々木―木暮で続く。最終H前から3番手の松本が仕掛ける。真杉―古性で追走する。深谷の巻き返し不発。真杉が番手から踏み込むが古性が真杉と松本の中を割って優勝した。
 古性は「初日の失敗をしないように自分でレースを動かしてからと。(真杉の番手に入ってからは)冷静に走れた。真杉君が流していたので誰か(巻き返して)来るなと思っていたが松本君とは思ってなかった。理想は松本君に切り替えて自分で捲れば良かった。3コーナーからは外を踏める余力がなかったので、あのコースになった」と冷静にレースを振り返った。
 高松宮記念杯連覇を飾って挑んだ今シリーズだが、前回初戦の落車や、地元GⅠの重圧から解放された直後などで万全の状態ではなかった。しかし「自分は体調が悪くても組み立てでカバーできると思っている」と単騎戦で古性らしさを十分に発揮した一戦だった。

 

 ◇古性 優作(こしょう・ゆうさく)1991年(平3)2月22日生まれ、大阪府大阪市出身の32歳。私立清風高卒。11年7月プロデビュー。通算成績は987戦303勝。主な優勝はGⅠ5回、GP1回。1㍍68、77㌔。血液型O。

 

 ◆次走 優勝した古性優作、2着の佐々木悠葵、3着の松本貴治はGⅡ函館サマーナイトF(15~17日)。

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