大阪・関西万博協賛、東日本発祥76周年大宮競輪GⅢ「倉茂記念杯」は1月19日、決勝戦が行われ、脇本雄太の動きに乗った佐々木悠葵(29=群馬・115期)が捲って優勝。22年12月6日の高松72周年記念以来2回目のGⅢ優勝を飾った。
最終ホーム手前から仕掛けた寺崎浩平が2着、寺崎の番手につけた佐々木真也が3着に入った。
なお3連単❾❼❹は8万9710円(249番人気)の高配当決着に。
大宮記念を優勝した佐々木悠
レースは村上がスタートで近畿勢が前。寺崎の後ろは脇本と佐々木真が並走。以下、村上―佐々木悠―武藤―嘉永―徳永―嶋田で周回。
打鐘で嘉永ラインが上昇。寺崎を抑えて前へ出ると佐々木悠―武藤が続く。6番手に下げた寺崎は最終ホーム前から仕掛け、番手は佐々木真が確保。脇本―村上は最終ホームから巻き返し、寺崎の番手に追い上げる。
この動きに乗った佐々木悠が脇本の外を捲るが武藤は遅れる。単騎捲りになった佐々木悠だったが末脚も良く、寺崎―佐々木真の追走を振り切った。
「脇本さんが追い上げるだろうと思い、脇本さんを目がけて踏んだ。脚を使わない捲りになり、4コーナーを回った時には武藤さんとワンツーできるかなと思ったが、自分が優勝でビックリした」
25年初戦を記念優勝で飾った佐々木悠は「関東を盛り上げるように自力で頑張る」と目標を掲げた。
◇佐々木 悠葵(ささき・ゆうき)1995年(平7)8月4日生まれ、前橋市出身の29歳。白鷗大卒。2019年7月12日、大宮でデビュー。通算成績は459戦188勝。GⅢ優勝は22年高松72周年記念以来2回目。師匠は86期の矢口啓一郎。1㍍80、90㌔。血液型O。
◆次走 優勝した佐々木悠葵は奈良記念(2月8~11日)、2着の寺崎浩平は京王閣FⅠ(27~29日)、3着の佐々木真也は川崎FⅠ(2月3~5日)。