ニュース&記者コラム

【小倉「吉岡稔真カップ」】岩谷 歓喜!カップ初V

 小倉競輪の「第17回吉岡稔真カップ争奪戦」は最終日の7日、第12Rで同カップを懸けた決勝戦が争われ、番手捲りした市橋をさらに2角から番手捲りした岩谷拓磨(26=福岡)が3度目の参戦で同カップ初優勝を飾った。2着に小川勇介、3着に園田匠が入り、地元勢が上位を独占した。また、10Rではガールズの決勝が行われ、児玉碧衣(28=福岡)が1着。2着は那須萌美だった。

師匠の吉岡氏に祝福される岩谷(右)

 号砲とともにすかさず飛び出した岩谷が正攻法の位置につけた。金ケ江―市橋―岩谷―小川―園田の九州勢がしっかり前に付いた。一方、犬伏―和田のラインは後方待機のまま周回を重ねる。赤板過ぎ、犬伏を見すえて金ケ江が全開で突っ張る。最終HS、市橋が早くも番手捲り。追った岩谷がさらに2角からスパートする3段ロケットがモノの見事に決まった。
 何しろ5対2のライン戦。5車でまとまった九州勢が結束力にモノを言わせた形だ。吉岡稔真氏が主宰する練習グループ・不動会の一員である岩谷は「師匠の冠レースに花を添えられてうれしいの一言。すべてはラインのおかげです」と顔をほころばせた。次回は昨年、辛酸をなめさせられたGⅠオールスター競輪(15~20日、西武園)が戦いの舞台となる。勝手知った地元バンクで弾みを付けた岩谷がビッグレースでどんな走りを見せてくれるのか。大いにに注目したい。
 なお2着の小川、3着の園田も次走はGⅠオールスター競輪を予定している。

 

 ◇岩谷 拓磨(いわたに・たくま)1997年(平9)4月5日生まれの26歳。115期在所成績第9位の成績を収め19年7月岐阜でデビュー。22年5月の高知で通算100勝。今年は7月の玉野に続き2度目の優勝。通算成績は330走118勝。1㍍74、74㌔。血液型AB。

KEIRINスポニチ ファン必見!
最新ニュース配信、ミッドナイト詳細予想、記者コラム、ガールズケイリンなど無料で見られる情報が満載。そのほか、お得なキャンペーンも。