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【玉野GⅢ決勝戦】吉田 単騎捲りGⅢ7V

 玉野競輪の開設74周年「瀬戸の王子杯争奪戦(GⅢ)」は9日、第12Rで決勝戦が行われ、吉田拓矢(29=茨城・107期)が最終バック8番手から捲りV。24年6月取手以来7度目の記念Vを決めた。9Rで行われた125期ルーキーチャンピンは阿部英斗がV。

 落ち着いた並びは前から取鳥雄吾-岩津裕介-柏野智典、山田庸平、犬伏湧也-清水裕友-松浦悠士、南修二、吉田拓矢。

 犬伏が上昇して先行態勢に。打鐘で取鳥がカマシ最終ホームにかけて激しい先行争いに。吉田は下げて8番手。最終ホーム過ぎに南が捲り上げ、それに続く形で踏み込んでいく。最終3角では先捲りの犬伏を捉え、後ろにいた山田を振り切りゴールを駆け抜けた。

 「準決勝で失敗した分、詰まった所で行こうと。後ろの山田さんを振り切れるかが勝負でした」

 今シリーズは初日から調子はいいと話していた。その理由として「全日本選抜へ向けて、しっかり練習したことが良かったです」と前回の豊橋GⅠで決勝進出を決めた勢いのままに、厳しい単騎戦を勝ち切った。

 次はGⅠダービー(4月29日~5月4日、名古屋)に照準を定めている。

 「関東の後輩たちに示しのつくレースをして、みんなで頑張っていきたい。ダービーへ向けてもっと状態を上げていきます」

 SS班の真杉匠、平原康多らとともに主軸として関東勢を引っ張っていく。

 ♢吉田 拓矢(よしだ・たくや)1995年(平7)5月7日生まれ、茨城支部所属の29歳。2015年7月デビュー。GⅠは21年競輪祭V。通算成績745戦241勝。1㍍71、73㌔。血液型O。

 ◆次走 優勝した吉田拓矢は別府FⅠ(24~26日)、2着の山田庸平、3着の犬伏湧也は伊東GⅡウィナーズカップ(20~23日)。

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