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【記者コラム」久々ビッグⅤの石井寛子 年末再び頂点へ

 函館競輪場で行われたGⅡサマーナイトフェスティバルは松浦悠士がV。清水裕友と黄金連係がかなったとあって順当な結果だったが、その松浦にゴール前で鋭く迫ったのが117期の新鋭・山口拳矢。単騎での戦いながらゴール前は内を突いて鋭く伸びた。ビッグ3回目の出場で早くも準優勝。いわき平のGⅠ・オールスターでもその活躍が楽しみだ。
 
 ガールズは石井寛子が19年の名古屋ガールズドリーム以来となる久々のビッグV。「今年はこの開催に照準を合わせてきた。昨年あたりはボロボロの成績だったけど。努力が報われてうれしい」と喜びを明かしていた。
 
 昨年、平塚で行われたガールズグランプリでは奮闘及ばず無念の7着。それでもレース後は「今回の7着で1着から7着、そして落車までグランプリでは全ての着順を経験したことになる。これで1回リセットして来年からは新たな気持ちで戦える」と前向きに話していたのが印象的だった。
 
 その言葉通り、今年は梶田舞、児玉碧衣に並ぶガールズ最多連勝記録「24」をマークするなどその走りには以前の凄みが戻っていた。ビッグを勝つのも必然と言える状況だった。
 
 この勝利で獲得賞金は1300万円を超え、2位の坂口楓華に300万円以上の差をつけた。「これでグランプリ出場はほぼ大丈夫だと思う。これから先もいろいろな人にアドバイスをもらってグランプリでも頑張りたい」とさらなる飛躍を誓う。
 
 ここまでグランプリは3着、5着、2着、4着、1着、6着、落車、7着。不思議なことに全く同じ結果がない。〝京王閣の小悪魔〟が暮れの静岡で頂点を目指す。
 
 ◇狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の57歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰した。取材する機会の多いミッドナイト競輪は競走得点順に。「何番車ですか?」と尋ねられることもなくなった。