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【記者コラム】〝ライン力〟で占う静岡ダービー

 今年も桜は無事、咲いたのだろうか。新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛で気がつけば葉桜になっていた。ただ、桜に気づかずとも春の暖かさを感じれば日本選手権が近づいてきたことは分かる。約2週間後と迫ったダービー(5月5~10日、静岡)を一足早く〝ライン力〟で占ってみたい。
 
  今回出場予定の162選手を8つの地区(北日本、関東、南関、中部、近畿、中国、四国、九州)に分け、地区ごとの平均競走得点を算出した。適用得点は近況の調子を加味できる今期(玉野FⅠが終了した18日まで)とした。そのため今期出場なしの新田祐大、脇本雄太、深谷知広、河端朋之は計算に入れなかった。
 
  トップは109・35の四国地区だった。今年3Vの原田研太朗を筆頭に20代の自力型が好調。加えて香川雄介、阿竹智史らベテラン勢も安定した成績で首位に貢献した。
 
  中国勢は平均得点こそ4位だが今年のビッグ戦線で大暴れの清水裕友と松浦悠士を擁する。ライン力では「中四国」が主役となりそうだ。
 
  最下位は近畿勢。だが、昨年の覇者・脇本が復帰予定。〝計算外の男〟が世界の剛脚を武器にどこまで押し上げるか。北日本と中部もそれぞれ新田、深谷が参戦することで厚みを増す。個の力で勝る競技組がライン力を高め、中四国勢にどこまで食い下がるかが焦点となりそうだ。
 
  5月10日の静岡。〝ラインの力〟で笑顔の大輪を咲かせるのは誰だ。今から楽しみで仕方ない。
 
  ♤渡辺 雄人 (わたなべ・ゆうと)1995年(平7)6月10日生まれ、東京都出身の24歳。法大卒。18年4月入社、昨年12月までレイアウトを担当し1月からレース部・競輪担当。在宅勤務が続き、過去のレースを見て猛勉強中。