向日町競輪場(24年9月8日撮影)
競輪場と自転車競技場は全国各地にあるのだが、どちらも存在しない都道府県がある。さて、どこでしょう?
答えは滋賀県。かつては大津びわこ競輪があり、6月になるとGⅠ高松宮記念杯が開催されていた。それが11年3月で廃止。その後、バンクは解体された。滋賀県は国民スポーツ大会を開催しているが、自転車トラック競技を実施する場所がない。そこで京都府にある向日町競輪で行われた。
向日町競輪は施設再整備のため、昨年9月の開催を最後に休止している。敷地内に約9000人が収容できるアリーナが建設され、バンクは29年度にリニューアル予定となっている。選手宿舎などは解体工事が始まっているが、バンクは国民スポーツ大会のために1年間残していた。
これで現在のバンクは見納め。4年後、どう生まれ変わるのか。わたしのようなポンコツ記者がさらに衰えていることだけは間違いありませんが。(亀田 克也)