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【記者コラム】ナイター発祥の地・函館でサマーナイトF開幕

 「夏の夜の祭典」サマーナイトフェスティバルが明日16日から函館競輪場で開催される。現在、毎日開催されているナイター競輪が始まったのは98年7月8日の函館競輪場。
 当時の函館は「サマータイム(薄暮)競輪」を実施していた。場外発売がなく本場発売のみの時代。最終レースの発走は18時35分。今の時期の日没が遅い(14日=19時11分)函館ならでは夏の風物詩の一つ。
 サマータイム競輪は85年から97年まで行われた。最終レースは16時発走が多数の中、当時は画期的な発走時間。その時代に函館市施行者をはじめとする関係者がナイター実施へと動き出し、そして開催となった。
 第1回目のナイター競輪前検日の7月7日は弥彦競輪場で「ふるさとダービー弥彦」の決勝戦(優勝は神山雄一郎)が行われた。私は7日の朝、新潟→函館便で移動した。翌8日。記念すべきナイター初日のゲスト(バンクでトークショー)は前日優勝した神山。神山は93年5月の「ふるさとダービー函館」でビッグ(GⅡ以上)初優勝を飾り、函館は神山伝説の始まった競輪場の一つだった。
 私の記憶では神山が搭乗した飛行機が(霧のため?)遅れてファンの前にギリギリ間に合い(締め切り時間に)慌てて記事を書いたような…。翌99年に平塚、が続き、現在は25場でナイターが開催されている。
 そしてナイターが定着した05年8月に「サマーナイトフェスティバル」が始まった。当時はGPクラスの選手がナイターを走る機会はなく、唯一出走するのがサマーナイトFだった。14年までは〝夏の夜の短期決戦〟で2日制で実施されていたが15年から3日制となった。函館のサマーナイト開催は6年ぶり4回目。過去の優勝者は06年=市田佳寿浩(引退)、10年=成田和也(福島)、15年=近藤龍徳(愛知)。ナイター発祥の地・函館で今年の「夜王」に輝くのは誰か⁉
 ◇中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)7月13日生まれ、熊本県出身の59歳。慶大卒。87年4月入社、翌5月に小橋正義(引退)ら59期生デビュー戦(花月園新人リーグ)で記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋35年。勝負レースは5車の結束、番手捲り、競り。