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【記者コラム】令和に大きく羽ばたきたい小林令

 平成から令和に時代は移っても進化が止まらない脇本雄太。先般の松戸・日本選手権で完全Vの走りはまさに異次元のものだった。次回の競輪の出場予定は岸和田・高松宮記念杯(6月13~16日)。ワールドクラスのハイスピードで突っ走ろう。

 

 現在A級1班の小林令(23=山梨・109期)=写真=も新元号になって注目を浴びる存在でもある。

 

 その小林は6~8日まで開催された奈良競輪に参戦。前検日には「『令和』の時代に変わって一発目。いずれ『令』の時代がくるでしょう」と意気は込みは十分。気合が入るのは名前だけでなく、一緒に練習する〝弟子〟の存在も大きい。

 

 「初めて弟子の面倒を見ることになりました。高校の後輩で現在3年生。自分のやる気も出て調子はいいですね」

 

 本来は位置取りも含めた自在な戦法だが、初日のA級特選は徹底先行不在とあって、勝負どころで一気に叩いての逃げ。4着に崩れたが、対戦相手に与えたインパクトは大きい。

 

 準決は中団キープから強引にカマした同期の松岡晋乃介の番手にさっとスイッチ。2センターから一気に抜け出し快勝した。

 

 「初日に先行したのが良かったかな。内容を含めて、いいレースができています」

 

 決勝は連続完全Vを狙う小林稜武が人気になったが、あっさりと攻略。最終的に逃げる丹波孝佑ラインの4番手を確保からまくり追い込んで優勝を飾った。

 

 1月にA級へ降級して初優勝、令和の一発目で幸先良いスタートを切った。

 

 「後手を踏まないのが自分のスタイル」と常に前々と攻める気持ちが入った競走が持ち味だ。

 

 来期(7月~)にはS級へ復帰するが、このままの勢いで突っ走りたい。『令和』の時代に大きく羽ばたくか。(下野 章雄)