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【記者コラム】佐藤 冬期移動先に千葉を選んだ理由

 冬場は屋外での乗り込みが難しい北日本の選手はより良い練習環境を求めていろいろな場所へと冬期移動する。静岡のサイクルスポーツセンター(CSC)は多くの選手が移動先に選んでいる。
 
 昨冬は弟子の藤根俊貴(25=113期)とともにCSCで練習していた佐藤友和(37=岩手・88期)だが、今年は千葉を冬期移動先に選んだ。「新型コロナのこともあっていろいろ考えさせられた。どんな状況になっても強くなれるようにしないと。屋外、それも街道で乗り込める場所を探していた。自分一人だけだったなら、以前に来ていた守谷(茨城県)で良かったんだけど、最近は交通量も増えていて」。今年は藤根だけではなく高木翔(26=105期)、後藤悠(25=115期)、小笠原光(24=117期)と4人の弟子を連れて総勢5人で移動する。「弟子たちはまだ街道での練習に慣れていないし、安全な環境でしっかり乗り込めるところにした」。移動先は千葉県印旛郡酒々井(しすい)。小倉競輪祭の後に移動して今回の取手戦が初戦となる。
 
 「街道で乗り込むのは久々。今は後藤と自分の2人しかいなくて、どんな練習がいいのか模索しているところ。ただ、当たり前のことを当たり前にやっているだけでは駄目だと思う。(冬期移動が)いい刺激になれば」。自分だけではなく弟子とともにさらなるレベルアップを目指していく。冬期移動先での充実した練習を積み重ねて10年全日本選抜、12年寛仁親王牌のGⅠタイトルを制した佐藤。今年はどんな〝実りの冬〟となるか目が離せない。
 
 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の56歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰した。取材する機会の多いミッドナイト競輪は競走得点順に。「何番車ですか?」と尋ねられることもなくなった。