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【記者コラム】初の記念で刺激 松井がルーキーCで魅せる

 精鋭ぞろいの113期で真っ先にS級に駆け上がった松井宏佑(26=神奈川)が初の記念競走に挑んだ静岡記念(23~26日)。結果は③④①①。シリーズ2勝をマークしたものの本人に一切笑顔なし。求めるものが高いだけに納得のできる競走はできなかった。

 

 初日は地元の新田康仁を背に突っ張り先行。やや末の粘りを欠いて3着。二次予選Aには上がれなかった。二次予選Bでは伊東翔貴のこん身のカマシの前に4着。目標としていた決勝進出はかなわなかった。気を取り直して臨んだ3日目に待望の勝利。得意のカマシで先行態勢の中井俊亮を豪快に叩き切りそのまま押し切ったが「フタをされて警戒される中でもう少しやりようがあった。自分が先に前に出て中井さんを突っ張るくらいのレースをしないと」と反省の言葉ばかりが口を突いた。

 

 最終日はGⅠ級の機動型、原田研太朗との対戦。中団4番手から先まくり、7番手から仕掛けた原田を抑え込む強いレース。原田も「行けるかなという感触だったが、気付かれた後の踏み直しが強烈。タイヤがじゅじゅじゅと、うなりを上げて。慌てて番手に入り直した。凄い」と素直に強さを評価したが、松井は「ラインを生かす競走をしないと…」と言葉少な。「今までの競輪人生の中で一番というくらい踏み込んだ」先行を坂本周輝にあっさり叩かれただけに、もっと力をつけないと通用しないと実感したようだ。次回は強力な同期と松山ルーキーC(3月10日)と対戦。ナショナルチームで培ったスピードを存分に発揮して勝機をつかむはずだ。

 

 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の54歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。ミッドナイト競輪では初めて会う西日本の選手を取材して新鮮な刺激を受けている。

 

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